【プロットタイプ・執筆】禊
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
身体だりぃ〜。と思いながら、書きます。
ある場所から帰ってきた彼女が床に伏している。現状を見るに酷く苦しそうだった。息は上がり、顔は火照り、床中を引っ掻き回す。
いざ起き上がったと思えば、突然走り出し、トイレに駆け込む。そして激しい嘔吐を繰り返し続けていた。彼女の呻き声だけが、辺りに響いていた。
そうしてまた、よたよたと布団に戻ると、またぐったりと床に伏す。
「彼女は大丈夫なのでしょうか?」
僕は未だに布団の上でのたうち回る、彼女を見ながらそう言った。
「大丈夫だよ。明日には良くなってる」
其れを聞いた知人はただ穏やかにそう返した。
彼女は病態が悪化した際に、知人の名を呼んだ。そして一晩、自分の元に居させる様に伝えた。だからきっと、何か事態を好転させる事をしてくれるのだろうと思っていたのだ。
しかし知人はただ彼女の顔やら首周りを触れるだけ、時折顔周りに浮かんだ汗をハンカチで拭うだけ。薬を用意したり、看病をする様な真似はしていなかった。
本当に良くなるのだろうか? 彼女のご指名とはいえ、彼が何かをしている様には思えない。失礼な言い方だが、胡散臭かった。
「君、変わらずだね」
「変わらず?」
彼女とは昔から共にいるが、こんな反応見た事ない。
彼はただ独り言を述べたつもりだったのだろう。彼は今ここで漸く驚いた様に眉を上げて、此方を見た。切れ長の瞳が僕を捕らえた後、また怪しげに微笑む。
「この子、土地の影響を受けやすくてね。相性の良い場所に行くと大抵こうなる。俗に言う好転反応。内側の澱を全て吐き出そうとしているから、この反応。
発熱、嘔吐、倦怠感を伴いながら、全て吐き出しているだけ。すぐ終わるよ」
そう言って、また首周りに触れる。ダラダラと吹き出す汗が、彼女の肌に艶を齎していた。
「淀みを溜め過ぎだよ。君、以前の様に定期的に来てくれたら、ここまで酷くはないのに」
「もう……しわ……け……」
弱々しい言葉だった。彼女らしくもない口調で、謝罪をする。
この人は自分では知らない彼女の事を知っている。長い付き合いである。幼馴染でもある。秘密なんて無いぐらい、互いの事を知っている筈だった。
「貴方は一体何者なんですか?」
「生まれた時からの知り合い。そして今、この子の反応に手を貸している存在。そして人と少し違う存在」
普通なら揶揄われていると思うだろう。だがこの空気、口調、視線が疑う事を許してはくれなかった。
「具合悪いのによく書くな」
「具合悪いから書くんだよ」
好きな場所から戻ってきた鏡花は、高熱と倦怠感、そして嘔吐に苦しんでいた。取り敢えず、経口補水液と消化に良いものを用意して、静かに観察する。
「神様がさせる禊みたいなものだよ」
ちなみにダルさの原因はお昼寝です。
七月以降の予定を考えてて、上手く寝れなかった。
んえー、意外と七月以降ギッチリ。
でも!! ネタに!! 飢えているので、好転反応出しました。
好転反応というのは、治療の後に体調不良起こす事を言います。
これを神社仏閣系列にもあると言われてます。
相性の良い場所行くと、淀みを削ぎ落とす為に、体調不良が起きるそうです。
発熱、嘔吐、頭痛、倦怠感がその一例。
ではこの『知人』とは一体誰なのか。
好転反応について話していて、生まれた時からの知人。普段敬語使わない癖に、今は使ってる。その上人外。
この事から察するに、訪れた神社の神様じゃないかなと思って書いてます。
お腹すきましたね。