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スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~  作者: まんじ(榊与一)


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第89話 連合

謎のUつきスキルブックを鑑定する。


連合(ユニオン)スキル【鼓舞】?」


鑑定で出たのは、ユニオンスキルを習得するという物だった。

Uのマークは、どうやらユニオンのUっぽい。


「【鼓舞】の効果は……連合を組んだ際に、連合全体を強化する、か。これってつまり……」


「複数パーティーで連合を組む事を前提としたスキルですね。ですので……ソロボッチには糞の役にも立ちません」


複数のパーティーで構築されるのが連合だ。

そのための最低条件は2パーティー。

つまり4名だ。

二人いないとパーティーにならないので、二人パーティー2つが最小構成となる訳だが、当然ボッチロード爆進中の俺には何の役にも立たない素敵スキルとなる。


「……」


大当たりと思わせといて、まさかのゴミかよ。

がっかりさせやがって。

ああでも、これ……


「まあでも、これ売ったらとんでもない価格になりそうだな」


パーティーすら組めないソロの俺には何の意味もない鼻くそみたいな効果だが、ボス狩りで連合組んでる様な所からすれば神スキルに近い。


効果詳細は――


連合内にいるメンバーのHP、MP、SPが50%アップし、その分を即座に回復。

敵へのダメージが30%アップ。

敵から受けるダメージが30%減少。

回復魔法やスキルの効果が30%上昇。

ありとあらゆる状態異常に対する耐性30アップ。


―—である。


個人でもこれだけ強化されれば結構な物なのに、連合に所属するメンバー全員だからな。

売りに出せば、余裕で数百億は行くはずである。


ひょっとしたらもう一桁上がる可能性も……


「それを売るなんてとんでもない!って、これがゲームなら言われますよ」


「お前もソロボッチには無意味って言ったじゃねぇか」


「なーに言ってるんですか。マスターだっていつまでもソロって訳じゃないでしょ」


「——っ!?」


勇気の言葉に、俺ははっとなる。


怪盗で延々ソロしてたせいか、それがいつのまにか馴染んで当たり前になっていた。

けど、俺の目標は日の光の当たる一流のシーカーだ。

怪盗として、人目を避けて闇に生きる住人ではない。


慣れってのは恐ろしいな……


「そうだな。俺はいずれもう一段階クラスアップして、怪盗を辞めてヒーロークラスとして活躍する予定だしな」


そう考えると、このユニオンスキル【鼓舞】は習得しておいて絶対に損はない。

最悪、クラスアップできなかった場合でも、シーフとして活動するのにも役立つはずだ。

このスキルさえあれば、ボス討伐には引っ張りだこだろうから。


「まあそれ以前に……別に怪盗のままパーティーを組んでも問題ないと思いますけどね、私は」


「組んでくれる奴なんてそうそういないだろ」


変態扱いされてるんだぞ。

俺は。


「別にそんな事はないと思いますけどねぇ。面白がってとか、興味本位でとか、きっと怪盗のままでも組んでくれますって」


「そんなメンバーとパーティーを組むのは、こっちからお断りなんだが?」


俺にだって相手を選ぶ権利はあるっての。


「我儘ですねぇ。あ、因みに……マスターはもうパーティーを組んでますよ」


「もう組んでる?」


「私は特殊で、実はマスターとはパーティーを組んでる扱いなんですよ。なので、後二人見つけたら連合が組めます。おお、必要人数が一人減りましたよ。やりましたね」


召喚した八咫烏ってパーティーメンバー扱いなのか……


召喚クラスが呼び出した奴はそんな仕様じゃなかった筈なので、勇気だけの特別仕様って所だろう。

もうこいつは何でもあり過ぎて、驚く気にもならんわ。


「まあいいや。じゃあ最後に幸運のペンダントだ」


レアドロップのペンダントを鑑定する。

分類はタリスマンと出た。

なので、レベル90以上でないと装備しても効果は出ない。


「コイントスで望んだ結果が出せる?こりゃまた特殊なアイテムだな」


「コイントスの判定が入るスキル用の装備ですね」


「ギャンブラーとか、後、ハンター系のスキルにもあるんだっけか」


スキルの中には、コイントスが発生するスキルがある。

裏表で効果が上下したり、効果自体が変わったりするタイプのスキルだ。

レアクラスのギャンブラーのアクティブスキルには、全てコイントスが発生すると聞く。


で、そのコイントスが上振れればヒーロークラス並み。

下振れればノーマルクラス以下。

というのがギャンブラーの評価だ。


なので、ギャンブラー辺りはこのアイテムを死ぬほど欲しがるだろう。

コイントスが自在に操れれば、ヒーロークラス並みの活躍が期待できるわけだからな。


「ユニークスキルの中にも、コイントス判定がある種類もありますね」


「なら、オークションに出せばそこそこの値は付きそうだな」


因みにコイントスは、実際にコインを弾いて決める訳では無い。

話によると、スキル使用時に勝手に脳内で弾かれて判定が出るそうだ。


「それはとっておいた方がいいと思いますよ」


「とっておいた方がいい……か」


勇気がわざわざ取っておけと言うって事は……まあ役に立つって事だろう。


コイントスを行うスキルがないのに?

今はそうだな。

けど、この先何かあるのかもしれない。


コイントスは、言ってみれば運否天賦だ。

そして運と言えば……まあ【幸運】だよな。

レベル7にコイントスをする様なスキルがあるって事かねぇ

拙作をお読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
それを売るなんてとんでもない!! コイントスねぇ ヒーロークラスが楽しみなやつではないかな
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