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レアモンスター?それ、ただの害虫ですよ ~知らぬ間にダンジョン化した自宅での日常生活が配信されてバズったんですが~【コミック三巻発売!】  作者: 御手々ぽんた
第三部 蠕動

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名付けと種族進化

「……うん、思い付かないっ!」


 さんざん悩んだあげく、俺は自分の発想力のなさに諦めの境地へと至っていた。名前が、さっぱり思い付かなかったのだ。そもそもゲームとかでキャラクターに名前をつけるときは一からつけるが、今回はすでに幼名がある。


 それを活かしてあげようとすると、途端になにも思い浮かばなくなるのだ。


 ──昔の人が、元服の時に自分の名前を一文字あげた気分がなんとなくわかる。だって考えるのが大変過ぎる。


 そんな適当な感想を抱きながら、それでも何とかひねり出した名前をコントローラーを手に取り、入力していく。

 ただ、カイたち三人の幼名はほとんど活かせてはいない名付けだ。


「カイは、カラドボルグ。ベルはカリヨン。ロトはフロストっと。あだむ、いぶ。すまん。二人がつけた幼名を活かせる名前は、全然思い付かなかったよ」


 俺は独りごととして、画面の向こうのあだむといぶに謝っておく。


「ああっ、考えるのに時間かけすぎたっ!」


 気がつけばかなり時間が経っていた。俺は名残惜しい気持ちはありつつも、夕食の支度をせねばと、そこでゲームを中断するのだった。


【sideあだむ】


 偉大なる御方より賜りし武器を祀った祭壇の間。僕の目の前には、息子たちが並んでいる。

 三人ともとても誇らしげだ。


 ──それも当然だね。創造主たる偉大なる御方より真名を授かり、成人を認められたのだ。僕も、もう彼らを子供扱いは出来ないな。


 僕の隣に立ついぶは、とても真剣な眼差しで息子たちを見ていた。

 いぶは、息子たちの力量を正確に把握しようとしているのだろう。

 これから本格化するであろう大穴の探索。そこで起こりうる戦いで息子たちが少しでも長く生き残るように。もし死なねばならない時には、少しでも偉大なる御方の役に立つように。


 それがいぶなりの母親としての愛なのだと、僕は匂いを通じて理解する。

 その愛は当然息子たちも同じように理解しているのだろう。三人とも自信に満ちてはいるが気を引きしめた様子で、傲りは感じられない。


 僕は、後ろに佇む一番から四番を最後に見る。四人とも、これから何が起こるのだろうと不思議そうにしていた。


「名を」

「はっ。我がうけたまわりし名は、カラドボルグ。種族はコボルドパラティンとなりました。父よ、献身を偉大なる御方へと捧げることを誓います」

「うん。カラドボルグ。七武器に手をかけることを許すよ。一つ、試しなさい」

「はっ」


 僕の言葉に、一番から四番が動揺するのが伝わってくる。

 しかしそんな些事を気にした様子もなく、カラドボルグは地面に刺さった武器の一つへと進み出たのだった。



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― 新着の感想 ―
残り二つか 奪い合いになるのかな
[気になる点] アダムとイブ2つ兄弟で3つじゃあ残りは?
[良い点] 子供は三人、タロマロさん達居残り組は四人、武器は七つ···数が足りなくて『こ○してでも うばいとる』ルートは回避出来たのかな?
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