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枕の下に 希望の上に(10)

謝りながら馬鹿にする

長くなりそうだ

梅雨空に話し合い

雨蛙さえ

待てないだろう

怒った顔に

新たなる発見

口に出せば

火に油を注ぐ事は

分かるから

真一文字に口を結んだ



目の前のドリンク

氷が消え失せそうだ

口を付けないのは礼儀だけど

そういえば

そんな礼儀すら

出来ていない相手だったな

飲んだって

きっと

言う事に変わりは無いから

少し皮肉になりながら

飲んで見たんだ



声を荒げて

口に付くのは

僕の行動だった

そうか

この人は

目の前の行動に

言葉を置いて行くだけなのだ

「それ以上言う事が無いなら

黙っていて貰えますか?」は

喉の奥に留めて

笑いながら謝るのです

馬鹿には

それで充分だ



自らが出来ていない事を

周りに振ってみれば

その人間の能力が

分かる筈です

迷惑そうに見る顔は

普段の顔からは

想像できず

さっきまで出来る顔だった

そのくせに

馬鹿みたいに

迷惑そうな顔をするのです



簡単に出来るって

言ったじゃないですか

そういう顔を送ると

顰めっ面しながら

恨めしそうに

僕を見る

その顔を見て

僕は内心笑った

声に出せば

高らかに

僕は内心

笑っていた



声を隠して

口に付くのは

僕の行動だった

そうか

この人は

目の前の行動に

不満を置いて行くだけなのだ

「それ以上言う事が無いなら

黙っていて貰えますか?」は

喉の奥に留めて

笑いながら謝るのです

馬鹿には

それで充分だ


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