削除の経緯とその考察
感想が削除されると、なろう上からすべて消えるんですね。
はじめまして。なろう読み専の雑魚です。私は先日、とあるエッセイを読み、感想を書きました。そのエッセイの感想欄を見ると、作者様は丁寧に返信を書かれていました。なので、私は、自分の感想に対して、エッセイの作者様がどのような返信をしてくださるのか、とても楽しみにしていたのです。
しかし、数日経って感想欄を覗いてみると、私の書いた感想がないではありませんか!最初は、あれ?おかしいなって思ったんですよね。一応マイページで書いた感想を探したのですけれども、やはりなく、何度かこの作業を繰り返す内に、削除という可能性に気がつきました。まあ、私は感想を他には二つしか書いたことがないので、作業なんて40秒で終わったのですが。
そこで、今度はなぜ削除されたのかを考えることにしました。すると、ある仮説が浮かび上がってきました。
"この作者様は、自分のエッセイに不都合な内容の感想を消している"
これです。ではなぜこの仮説が浮かび上がってきたのか?そのヒントは、この作者様の感想欄にありました。
私は、感想欄に残っている感想の内容を見てみました。すると、すべての感想が、この作者様のエッセイに対して賛成的なものでした。一方、私の感想は、エッセイに対する批判だったり、学問的間違いを指摘したものでした。ここだけの話ですが、あまりにも指摘できる点が多い内容だったので、一日で4つの感想をしかも長文で送り、最後に煽り的な一言を入れたことは少し反省しています。
もちろん、エッセイの内容が素晴らしいものだったり、大勢に共感されるような内容ならば、賛成のみの感想欄でも不思議ではないのです。しかしそのエッセイは、社会批判をかなりしていたり、わりと物事をはっきりと言っているものですので、賛否両論の意見が有りそうなものです。
また、小説情報を見ても、50万字超、ブクマ450件、獲得ポイント1400、レビュー5件と、なろう小説の中でもかなり上位の作品であることがわかります。なろうでは、100ポイント超えたら上位数%の作品らしいですから。したがって、かなりの人がそのエッセイを読んでいる可能性が高いわけです。ならばいろいろな感想があってもおかしくはないはずです。
つまり、これらの要素を考慮すると、感想欄が賛成意見のみということはかなり無理があるのではないか。ということで、最初の仮説に至ったわけです。
ここまでくると、私がそのエッセイの作者様の行動を批判しているように思われるかもしれませんが、私には、全くその気はありません。そもそも、感想を削除する権利がなろう作者には認められていますし、私の送った感想が不適切だった場合も考えられるからです。
むしろ、お気付きの方もいるかもしれませんが、私は感想を送る前に感想欄を見てるんですよね。しかも、その時は、私からすれば指摘できる点や間違っている点が多くあるのに、すごく賛成意見ばかりだなぁと思い、批判的な感想もあったほうがいいだろうし、そもそも間違いは直したほうがいいと思って、感想を書こうと思ったのです。ええ、その時点で気付けよ!って感じです。感想を4つも、しかも長文で書いた私は明らかに空回りしています。
さて、このような体験をして思ったことが一つあります。
"感想欄とは面白いものだな"
以前とあるエッセイで、
「なろうの感想欄は面白いからもっと見ようぜ」
というエッセイを読みました。その時は、気が向いたら感想欄も読むか、くらいだったのですが、このような体験をして、見事に変わりました。なろう作品の感想欄は、よくよく見るとかなり面白い情報にあふれていますし、ある意味、作者の姿がよく見える場所かもしれません。
また、このような体験をすると、感想欄に否定的なものがあったり、むしろ荒れていたりするほうが、ある意味では作者を信頼できるのかなとも思いました。特に、人気作品なんかは、感想欄が荒れることや、否定的なコメントがたくさんくることもあるそうです。逆説的ですが、感想欄が荒れていたり、否定的な感想も多いことが、なろうにおける人気作品になるための条件の一つなのかもしれません。なろうを分析している人がちらほらといらっしゃるようなので、他力本願ですが、人気作品と感想欄の関連性を調べてほしいものです。もしかしたら、もうそのようなことはとっくに知られているのかも知れませんが。
このエッセイがどれ程の人の目に止まるかはわかりませんが、もしこの文章を読んだ方がいれば、ぜひ感想欄にも注目してほしいと思います。
ちなみにそのエッセイは、「学校で教えない」ことを教える、という主旨です
気になる方は、私のマイページにブクマしてあるので見てみてください。エッセイのランキングにもあるかも。タイトルを見ればすぐにわかると思います。
次の話から、そのエッセイで述べられていることが本当に正しいのか議論していきます。興味があれば、そのエッセイを読みつつ、私の議論をテキトーに眺めて頂ければ幸いです。