第71話:籠るとしようか!
皆様、いつも【いわゆる異世界転生】をお読みいただき、ありがとうございます。
私事ですが、最近は私生活がバタバタしておりまして、20時の予約投稿が出来ない日があります。
今後も毎日、投稿を続けたく思いますが20時に間に合わない事があるかもしれませんので、ご容赦ください。
区切りが良かったので、一旦、投稿しましたが、明日は長めで投稿するか、程々の分量で2話投稿します。
今後とも、宜しくお願い致します。
ギルドに行くには早い。何処で時間を潰そうか…。
1時間か…、この世界には喫茶店はないが飯屋でこの時間からでも酒が飲める。
止めとこう、普通の料理に興味はあるが…。
シウバのパン屋に行ってみるか。商業区画の店ならここから遠くないだろう。
馬車で移動する事20分、思ったよりは遠かったよ…。
店は大きくて、外観も綺麗だった。
生憎の天気の為か、店内は閑散とまではいかないものの、人もまばらで落ち着いていた。
軽く店内を一周して商品であるパンの品揃えを見て回ったが、コッペパンやバターロール、他にも野菜や果物を練り込んだパンが豊富に置いてあった。
コッペパンやバターロールと簡単に言うが、使用している小麦粉はこちらでは上質な物とラオンから聞いている。
一般の市民は精製度合いの悪い小麦粉で作ったパンやライ麦パンを食べる事が多いらしい。
予断ではあるが、アルプスな少女のアニメに出てくる白いパンは精製した小麦粉で作ったパン、黒いパンはライ麦パンの事だという話を聞いた事がある。
取り敢えず、目ぼしいパンを見繕って購入したが、パン1つの値段が高かった。
安いパンでも銀貨1枚、高ければ銀貨3枚もした。
やはりこの店は高級店だった…。
◆◆◆◆◆
シウバのパン屋を後にして、いつもの食料品店に行き、ここで手に入る野菜とキノコを大量に買い、ギルドへ戻った。
受付の女性職員に一言、声をかけて解体室に行くと、俺に気付いた男性職員が近付いて来た。
「ヨシタカさんだったね、出来てるよ。こっちだ。」
職員さんについていくと、大量の肉が山積みになっていた。
「これがアンタの持ち込んだ魔物を解体した肉と食える内臓だ。アイテムボックスに入れてたから鮮度は抜群だったね。内臓なんて煮込んだら美味いぞ?」
だろうな。塩焼きなんてのも良いかもしれない。
「解体費用は幾らだ?」
「ちょっと待っててくれ。」
肉の近くに置いてあった紙を確認する職員。
「解体費用は銀貨8枚だな。こんなに鮮度の良い肉なら、肉屋に持っていけばいい値段になるんじゃないか?」
銀貨8枚か、思ったよりも安いな。
「この肉は自分で食う分さ。金には困ってないんでね、ホイ。」
「毎度あり、Bランクともなれば言う事が違うねぇ。そうそう、買取り金を差し引いたけど、羽毛の状態が良かったんで買取り金額には色をつけたみたいだな。」
「そうか、ありがとう。」
「そういやお前さん、明日の討伐作戦に参加するんだろ?」
「ああ、だからこれから帰って飯の準備だ。」
「メシ?」
「移動中の飯を用意しとこうと思ってな。」
「飯ならちゃんと用意してるはずだぞ?」
「知ってるさ。」
「ならなんでそんな事をするんだ?」
「海を渡った島国の出身でね。こっちの料理が合わないんだ。」
間違っても、「お前らの作る食事が不味くて食いたくない」とは言えない。
「そうなのか、それは厄介だな。早く慣れた方が良いぞ。」
心配してくれる職員には嘘を付いてしまったが、こればっかりは譲れない。スマン。
◆◆◆◆◆
子爵邸に戻ったのが12時前。
トマスに昼食は要らないと伝え、調理場にむかった。
さあ、ガッツリと調理場に籠るとしようか!




