第14話:……寝るか
これからどうしようか。
クラウちゃんからは、自由に生きていいと言われた。
ステータス的に俺は強い。ちょっとレベルを上げれば、異世界無双だって夢じゃない。
予想はしていたが、万物創造は反則級のギフトだ。幾つかの制限や縛りがあるが、このギフトの力だけで生きていくことも可能だろう。
うーーん、
うーーん。
取り敢えず、この件は一端保留だ。
先ずはニードラングという街を目指そう。
目の前に流れる川に沿って西に森を抜け、近くの街道を進めばニードラングの街だ。現在地から歩いて2日くらいか。
この地方で1番大きな街がニードラングだ。
何を隠そう、この地方を治める、ニードラング子爵領の領都なのだから。
リステリア王国は周辺国と比較しても、豊かで治安もそこまで悪くない。(あくまで他所の国と比べて)
ニードラング子爵領は、エスタの港町を領土に抱え、貿易・海産物・塩田による収入を3本の柱とし、他の領地よりも裕福となった。
また、ニードラング子爵家の当主自身も為政者として優秀らしく、豊かな収入を活かし、領民の生活に沿った領地経営で定評がある
街に着いたら幾つかやっておきたい事がある。
テンプレ宜しく、冒険者登録もした方が後々良さそうだしな。(身分証が必要だ)
この世界には魔物がいれば、冒険者ギルドもある。他にも商業ギルドや薬士ギルドに、闇ギルドなんてのもある。
冒険者ギルドはイメージ通り。
商業ギルドは、商人が加入するギルドで、一定規模の街にギルド支部があり、ギルドに加入している会員以外がその街で商売を行うと、罰せられる。
薬士ギルドは、薬士が加入するギルドで、怪我人の治療や薬の製造や販売を行う病院的なギルドだ。(ポーションもここで作られている)
最後に闇ギルドだが、これは所謂、裏家業のギルドの事。
登録制で違法な仕事を斡旋してくれるが、登録の条件が厳しいらしい。
魔力もだいぶ回復したので、いくつか出しておこうと思う。(実験も兼ねて)
魔力量は62。
思い付いた物を順番に出していく。
ランタンのときの様に、魔力不足で出せない事もあるので、暇なときに実験をして消費魔力を把握したい。
食パン1斤(6枚切)・卵1パック(10個)・ベーコン1パック・缶コーヒー5本・フライパン・カセットコンロ・ガスボンベ1本
見れば気付くと思うけど、明日の朝食の確保だ……。
結果はフライパンまでは成功だった。カセットコンロは魔力が足りなかった……。
フライパンで魔力を20も消費した時点で、ほぼ諦めてたけどね。
消費魔力はこんな感じだった。
食パンが3。
卵が4。
ベーコンが5
缶コーヒーが1本で3。4本まとめて出したら10だった。
フライパンが20。
以上。
この結果から面白い事がわかった。
缶コーヒーの結果に注目だ!
1本出したら消費した魔力は3だが、4本まとめて出したら10だった。普通に考えれば4本なら消費魔力は12だろ?
まとめ買いならぬ、まとめ出しがお得なのか?
この内容をノートに書き留め、朝食の材料と一緒にアイテムボックスにしまう。
引き続き、検証の必要がある。明日以降、継続的に検証していこう。
……寝るか。




