第116話:レイラインってこんなキャラだったか?
皆様、大変にご無沙汰しております、ぎこうで御座います。
言い訳は後書きに書きますので、短い内容で恐縮ですがお読みいただければ幸いです。
この2人はアホか!
これだけしこたまビールと白ワイン空けた挙句、日本酒まで寄越せと言いやがる。
(レイラインのヤツ、何がレグを休ませる為だ。自分が酒を飲みたいだけだろうが! こーなったら2人纏めて徹底的に潰してやろうじゃないか!)
日本酒を出せとせがむ2人を半ば無視して頭を働かせる。
(アレで行くか…、死んでも知らんからなー)
「どーしたのよー日本酒は〜?」
「ヨシタカ〜無いなんて言うなよ〜?」
(極上の一時をプレゼントしてやろうじゃないか♪)
「なぁ、お2人さん」
「…何よ? ホントに無いの?」
「期待させといてそれはないだろ〜?」
先程まで酔っ払っていた口調から普段の様な口調に切り替わるレイライン。
「違う違う。2人は蒸留酒、飲んだことあるか?」
「勿論あるわよ、ユフィがうるさくて最近いつ飲んだかすら覚えてないくらいに前だけどね」
「俺は現役の頃に貴族様のお屋敷で飲んだからダイブ昔の事だな」
「でもね〜、ちゃんと味は覚えているわ〜。強いお酒が持つ風味豊かな香りと味わいのコク。思い出しただけでときめくわ〜」
「俺はもう味なんて覚えてない。なんせあんな高価な酒だから緊張しながら飲んだ事だけは思い出せるくらいだな」
ユフィが誰だか知らんが、流石にこの2人になればこの世界、正確にはイシュルガーツで超高額な部類になる蒸留酒を飲んだ事があるようだ。
地球でいうところの蒸留酒って、ざっと挙げるだけでも焼酎・ウイスキー・ブランデー・ジン・ウォッカが有名だろう。
ビールや日本酒、ワインが醸造酒というジャンルであり、醸造酒を更に蒸留という加工をした酒を蒸留酒と言う。
焼酎と一言で言っても、米・麦・さつまいも・シソ・黒糖・ごま・わさび・にんじん・牛乳等々、挙げればキリがない程に種類が多い。
「酒の文化は、作られたその土地の文化と密接に関係しているのだから酒は偉大である」
大学の酒好きな恩師の酔っ払った際の口癖だった。
【神の知識】でイシュルガーツの蒸留酒事情をちょこっと確認したが、メインはやはりウイスキーとブランデーの様だ。
焼酎は極僅かな感じだった。エールとワインの製造方法は十分に確立されているのだから当然といえば当然か。
「アナタ、このタイミングで蒸留酒の話をするって事は…」
「まさか…もしかして、もしかするのか?」
「そのまさかだ。持ってないヤツが振る話じゃないだろう?」
ガタン!×2
「やったわレグ! 蒸留酒よ!」
「生きてて良かったです! レイライン様!」
「レグ! 今日は吐くまで飲むわよ! 潰れ様が吐こうが朝まで飲むから覚悟しなさい! 楽しい時間の始まりよー!」
おいおい、何を2人でガッツポーズしてるんだよ…。
レイラインに関しては小躍りまで始めやがった…。
レイラインってこんなキャラだったか?
永らくほったらかしにしておりました、ぎこうです。
個人的に色々あり、危うくエタリかけておりました…。
書きたい気持ちと内容がてんこ盛りでしたが、書けませんでした。
完全なる言い訳です!
投稿を離れている期間にも読んで下さる方々や、感想を下さった方に報いる為にも、投稿を続けます。
今後ですが、週2ペースで投稿出来る環境が整いましたので、先ずはこのペースを確立したいと思っています。
今回の116話はキリが良かったので短い内容でしたが、今夜の夜中にでももう1話投稿します。
クリスマスのリア充達が浮かれている頃に118話と地球の義孝クンの方の投稿を予定しています。
今後とも、皆様のお時間をいただければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。