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とあるスピードファイターのお話2

テストは天敵。

遅くなりました。


あとアリですが、筆が進まないんです・・

なんででしょう、書きづらい。


また改定して投稿する感じになる可能性大。

※作者は先日18歳になりました、選挙権が重いです。

ふっ、と体が浮いたかと思うと次の瞬間には見知らぬ大地の土を踏んでいた。


おぉ、すげぇ。

風の匂いとか土の感じとかすごいリアル。

もはや別の新しい世界のよう。


ここは初期の街、スラート。

正式サービス開始初日だからか、周りにはプレイヤーと思われる人たちがいっぱい。

パーティ募集の声を上げるものもいれば1人で歩いていく者もいる。

俺はひとまず観光と行きましょうかね。

そう決めて広場を去る。

どうせ今日は狩場は人でごった返すだろうし。

急いでるわけでもなし、最前線攻略組になりたいわけでもないしな。

「なーなーそこの嬢ちゃん?」

早速ナンパしてる奴もいるっぽい。

あ、ちなみにこのゲーム性的なことを強要すると即BANらしい。

……合意なら出来るってことだろ?

ゲームとしてどうなの、そのへん。

このゲームR18指定なのはそのへんから来てるんだろうな。

俺?俺は19やで。

大学生なりたてのボッチだ。

「お?無視かい?僕悲しいなー」

街並みは、中世ヨーロッパって感じ。

あちこちでワイワイと聞こえる。

あれは酒場かな?

あ、宿屋探しとかないと。

「ねぇねぇ、流石に心折れそうなんだけど…」

このゲーム、ログアウトしても体はこっちに残るらしくて。

外で適当にログアウトすると、手持ちの装備がごっそりなくなったりするって。

怖いです。

ってことで寝るところ探し!

装備を携帯していない、いかにも町人!って感じのお兄さんに聞いてみよ。

「あのーすみません」

「なんだい?」

「おすすめの宿ってありますかね?」

「おすすめ、かぁ。君がもし1人なら北のメイン通りにある宿屋をおすすめするよ」

「それは何故です?」

「西の裏通りにも安い宿屋があるんだけど、警備がいかんせん雑で設備も良くないんだよね。北は多少高いけど警備は万全で宿泊者なら入れる温泉もあるんだ。やっぱり警備がいい方が女の子的に安心でしょ?」

温泉だと!?

これは北に行くしかないな!

そして、誤解がひとつ。

「あ、俺男です」

「本当かい?それはすまないね」

「謝ることないですよ、身を案じて教えて下さったんですから。ありがとうございます」

ぺこり。

「そう言ってもらえると助かるよ。それじゃあね」

「はい、ありがとうございます」

再びぺこり。


……もう慣れたんだよな、この感じ。



優しい町人のお兄さんを見送って。

話してみてわかったけど、NPC感はゼロだな。

運営本気だね。

あれは知性を持ってる生き物の目だった。


さて。

北ってどっち?

仕方ない、マップでも見よう。

メニューを開いて。

あ、そういえばプレゼントボックスに特典あるんだった。

プレゼントボックス開いて、軽減の指輪とMPポーション200とHPポーション200、1200Gを受け取りアイテムボックスへぶち込む。

で、アイテムボックスから軽減の指輪の指輪を取り出して実体化。

そして右手の人差し指へ付ける。

青い宝石が付いてるだけのシンプルなデザイン。

んー、これ結構好きだな。


次にメニューからマップを開く。

今俺南にいるのか、来た道戻ればいい感じだな。

マップを閉じて回れ右。

したところで、路上でうつ伏せに突っ伏しているプレイヤーらしき男を発見。

なにあれ。

「あのー、大丈夫です?」

すると、男はヌルッと頭だけを俺の方へ向ける。

キモイ。

「何があったんですか?」

じーっっっと、俺の顔を見てくる。

「なんかついてます?顔に」

と、

「好きです!」

慣れたものだ。

「俺男です。」

「私は一向に構わん!」

「死ね変態!」

スパーンッ!って効果音が出そうなほど綺麗な蹴り上げが男の顎に直撃。

顎が揺れれば脳も揺れるので、男は脳震盪でも起こしたのか、起き上がってこなかった。

それを放置して来た道を戻る。

……男です。って看板でも作って首から下げといてやろうか。


ってか体付きで気づけや!

ライン出てんだから!

男の体付きの筈だぞ!?

言っててちょっと自信ないけど!

なよなよしてる自覚はあるけど!


胸は皆無だろうがぁぁぁああああ!




さて、北の宿に辿り着き宿代を払った訳だが。

まだ夜には早いし、かと言って狩りに出る気分でもないんだよなー。

んーむむむ、も少し街探索でもしようかな。

今リアルで11時30分、世界樹時間が15時00分。

リアルの1時間=世界樹の4時間なんだってさ、体感時間を加速させてるとか何とか。


日没まで4時間程あるし、もう少し見て回ろう。

そして、宿で寝よう。


別に寝なくてもいいんだけど、寝ないことで発生するバットステータスがあるらしくて。

吐き気、眩暈、頭痛など。

バットステータスって言うよりは体調不良だよね、これ。


だから、夜には寝る。


なんて考えてると、訓練所と書かれた看板をぶら下げてる店を発見。

店なのか?これ。

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