とあるスピードファイターのお話15
今回はとても短いです。
ちゃんと理由があってですね・・。
予選ロワイヤルですが、3パターンほど試合展開を考えていてそれ全部文字おこししたんですよ。
で、自分で読んで一番しっくり来たのが一番最後に書いた一番短いやつだったという・・・。
今話から無双ゲー始まります。
主人公無双楽しみにしていた方、お待たせいたしました。
それでわ、楽しんで!
『さぁ始まります!予選ロワイヤル第1回戦!』
『会場が七つもあり実況が大変なので、全ロワイヤル通じてランダムに選出された会場を実況していきます』
『くすぃくん硬いよー!テンションあげていこー!』
『業務連絡ぐらいちゃんとさせてくださいよ』
『それもそうだ!さて、今回選出された会場は………第2会場!お、ここは…!』
『どうかしました?』
『運営側が注目してるプレイヤーが居たから、おっ、って思ったのだよ』
『えーっと、第2会場の出場プレイヤーは…………あー、なんとなく目星は付きますね』
『どんな戦いになるのか、楽しみですね!』
転送された先は、楽屋みたいなところ。
試合開始まで数分、ここで持ち物の確認とかしろってことか。
おっと、装備忘れてた危ない。
黒水仙セットを装備する。
んー、完全に女子だなこれ。
鏡見て可愛いとか思っちゃったもん。
これ自分でぬk………
うん何も考えてない。よし。
外陰装備してっと。
篭手もよし。
タイマーが表示される。
『試合開始と同時に転送されます。
転送まであと1分。』
3.
2.
1.
転送。
『試合、開始です!』
周りをみる。
会場の広さは体育館2個分かな、パッと見。
人との間隔は目測7m。
周りを見た時に見つけた魔法使いっぽい人達が第一タゲ。
ローブ装備は10人と居なかった。
ほか会場にバラけたか。
好都合。
さて、誰かが動き出す前に行こう。
1番近い位置にいた魔法使いめがけてダッシュ。
2桁mならほぼ一瞬で踏破できる。
正面見据えて篭手で殴り飛ばす。
『え……!?』
次。
バク宙の要領で後ろに飛び着地時に前を向いてそのまま走り出す。
2人目も反応させる間もなく正面から殴り飛ばす。
ステップを使い振り向き超加速。
勢いのまま目星をつけた最後の魔法使いを吹き飛ばす。
「ま、こんなもん?」
この間僅か5秒。
『圧倒的!圧倒的です!』
『なにあれ!?早すぎでしょ!』
視線がこっちに集まるのがわかる。
挑発してみよ、楽しそうだ。
フードを取ってから
「かかってきなよ。皆まとめて脱落させてあげるから」
とびっきりの笑顔でそう言い放つ。
さぁ、本番はこれからだ。




