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16/30

とあるスピードファイターのお話14

8/16に1万アクセス突破を確認しました!

本当にありがとうございます!

ブクマ60超えてましたし……!


もう感謝しかないです!

楽しんで読んでもらえてるようで、僕もうれしかです!



と、いうわけでですね。

何か僕に聞きたいこととかないでしょうかね。

質問コーナー的な?

あとこんな小話かいてほしい!みたいなリクも受け取りますよー。


何もこなかった場合、僕が悲しいです。

……その時は僕が書きたい小話を書きます。


というわけです!

今話は大会前part2です。

次回から大会に入るので戦闘成分モリモリです!


それでは、楽しんで!

GMの開会式的な放送が終わり、暇を持て余した俺はHPを見て街探索をしてた。

「妃翠さーん!」

「ん?」

「やっと見つけた!ここにいたんですね!」

ハァハァ、と息を切らしてこっちに来るカノン。

「おま、わざわざ探しに来たのか?」

「そですよ!妃翠さんがホームに顔出しにこないからー!」

「マジで?」

「なんでそんな変な目で見るんですか!?」

だって…

「ギルドチャットって知ってる?」

「……へ?」

きょとーーーーん。

あぁこいつ知らなかったな。

簡単に説明してあげた。

世話が焼ける。

「な、なんですかその超便利機能!」

「フレンドチャットもあるぞ」

「ッッッっっ!!!」

言葉になってない。

「そーゆーチャット機能はパーティだけかと…」

ちなみに、フレンドチャットもギルドチャットも脳に直接声が届いてくる感じ。

話す時は、話す相手を念じて話す言葉を思い浮かべるだけ。

テレパシーみたい。

……テレパシーしたことないけど。

パーティチャットも同じなのさ。


で。

「何か用か?」

「あっ、特にそーゆーわけじゃないのですよ」

「そうか、じゃ」

「あっ待って待って!今思いつ…じゃなくて思い出した!用事あります!」

思い付いたってなんだよ。

「道具の買い物に付き合ってください!」

「1人でいいじゃん」

「ぐっ……妃翠さんはもう揃えてあるんですか?」

「いや、俺ポーション類要らないし」

「なんですかそのチートは!」

チートと言われても…

「ステ振りの恩恵ですとしか返せないんですが…」

「むむむ……あ、そういえば翡翠石さんが防具できたよって伝えって言ってましたよ」

「お、ならホームに行こうかな」

「じゃあついでに私の買い物にも付き合えです!」

ビシッっと指を突き立ててくるカノン。

人様に指さしちゃいけません。

「はいはい、行きますよ行きます」

「よろしいっ」

むふーっ、って感じのカノン。

こいつ喋らきゃ可愛いのテンプレだな。





「あ、時間」

「なんのですか?」

あれから45分。

まだ買い物中。

「俺、一戦目出るからそろそろ防具受け取りに行きたい」

「そうならそうと先に言ってくださいよ!」

15分ぐらいで終わると思ったんだもん。

「じゃ行きましょうか」

「それ会計済ませてこいよ?じゃ俺は先に」

テレポート、ギルドホーム。


んー、やっぱ便利ねこれ。

「こんちはー、ってあれ?誰も居ない?」

「私はいるわよ」

「翡翠石、居たのか」

「まぁ、外に出る必要も無いしね」

「観戦は?」

「ここでできるもの。ほら」

翡翠石の指さす方には、大型のモニターが。

「みすりるが買ってきたの、便利だろーって」

何が便利なのかはさておき。

「カノンに言われてさ、防具作ってくれたって?」

「そうそう、ちょっと待っててね?」

すっと踵を返して工房に入っていく翡翠石。

もうすべての動作が可愛い。

「ほら、これ」

差し出されたものは……

「これどう見てもゴスロリじゃね?」

「あらよく分かったね」

「そりゃな!」

黒を基調としたゴスロリ。

フリフリは少なめになっているが、まぁ当然のようにスカート。

丈短い、膝上じゃん。

「流石にこれは…」

「ステータスご覧?」

えーっと…


『黒水仙セット STR-80 SPD+70 INT-80

セット効果:攻撃力低下、攻撃速度上昇

特殊効果:寸分の奇跡、未開放、未開放

翡翠石が妃翠専用に作り上げたセット防具。とにかくSPDを上げることに特化したため攻撃性能をかなぐり捨てている。

黒を基調にしたゴスロリ。可愛い成分が多少は減っている。動きやすさも重視しているため、ふわふわフリフリは最小限にとどめてある。ごちゃごちゃといろいろ書いたけど、結論としては可愛い。』

なにこれ着なきゃ。

ってか説明欄なにこれ。

「説明文は製作者が多少いじれるの」

的確な答え。顔に出てた?

さて、寸分の奇跡ってなんだろう。


『寸分の奇跡:攻撃行動時、極稀に即死効果。ボス有効 』


なにこれ怖い。

「あ、そうだ。篭手の時は浮かれて忘れてたけど、材料費とかどのくらいなの?」

なんせこんなスーパー効果の付いた防具だ。

いくらかかるんだろ。

「ギルドメンバーからは材料費貰わないことにしてるの。その代わりとってきた素材を奉納してもらうけど」

しかし

「今回のは少しぐらい払わせてくれ。こんな効果の防具、並の素材じゃ作れないだろ?」

「まぁ、確かにそうなんだけど…」

んー、と悩む翡翠石。

「そうね…じゃあこの大会で必ず優勝しなさい。私の武器防具が最高のものだって、証明しなさい 」

「yesマム!」


と言い終わった瞬間に転送された。

タイミング良すぎ。

ブックマークしてくれると嬉しいな!

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