とあるスピードファイターのお話11
遅くなりました!
夏休みは更新できないですねぇ・・・。
電車に乗るっていう暇時間・・・貴重ですわ
あ、そうそう前回の話に書き足しを行いました。
そこから読んでください!
話が分からなくなります!
「…」
「……ーん?」
「…す……ん?」
「…妃翠さーん?」
「妃翠さーん?」
「ん、なに?」
「どうしたんですか?さっきからボーッとして」
「んー特にー」
「やっぱりどこかオカシイ!」
ガックガックと肩を揺らしてくるカノン。
やめて、脳が揺れる。
実は、翡翠石と話した後一応狩りに行ったんだけど全く身が入らずに死に戻った。
恋煩いですねありがとうございます。
ギルドホームに来たら翡翠石はいなかった。
多分奥にある工房に行ったんだろう。
で、また狩場に死に戻りに行くのもあれだしギルドホームで時間つぶしにスキル一覧眺めてたら、結果ボーッとしていたようだ。
あーこうでもしてなにか他の事考えてないとすぐ翡翠石の顔が浮かんで……
あー!
痛いっ!
「えっ、俺なんかした?」
お腹いてぇ…
「さっきからずっと話しかけてるのに、返事ないしなんか浮世に旅立っててそうだったから現実に引き戻したまで」
と言い張るカノン。
俺そんなにボーッとしてたのか。
重症だな。
「はぁ…」
大分スッキリした、良い意味で。
ふぅ、じゃねえからナ?
勘違いするなヨ?
と、まぁそんな冗談は置いといて。
完全に恋煩いにかかった俺は気分転換にいつぞやの訓練場に来ていた。
「鬼気迫る感じだったが、何かあったか?嬢ちゃん」
「まぁ、そんな所です」
「恋とかか?」
ご冗談を、と苦笑い。
まぁ、うん、事実なんだけど。
「そいや、嬢ちゃんが来てから客足が増えたんだよ。ありがとな」
ボク何もしてないですね、ハイ。
多分腐った方たちが来たんだろう。
おぉ寒気が。
「どもです、では」
「おう、いつでも来なー」
外陰のおかげでバレてないけど、おっちゃんと話した時に若干視線を感じた。
居たんだな、腐った方。
さて、これでもう恋煩いの症状も緩和されたでしょ。
…なんて思っていた時期が俺にもありました。
……なんて展開にはならなかった、良かった良かった。
本人を前にしてもギリ普通に話せた。
心臓バックバクだけど。
そしてですよ。
なんとですよ。
翡翠石さんが…
篭手を作ってくれていましたー!
いえーーーーーーーーーい!
家宝にしよ。
『虎軍奮闘 STR-15 SPD+9
特殊効果:孤軍奮闘
翡翠石が妃翠の為だけに作った篭手。速度重視と言うか速度しか追い求めなかった結果の武器ステータスとなっている。
装着権:妃翠のみ』
何これすごい。
ちなみに孤軍奮闘とは?
『孤軍奮闘:パーティを組んでいない時、自らの中で一番高いステータス値が1.3倍になる』
バケモンかよ。
武器の特性というか、追加効果の中で一番あたりなのが倍率系。
それが30%分。
100が130になるんだぜ。
やっば。
あ、外見はガントレットみたいな感じ。
色は真っ黒。
趣味だそうで。
ってか何でこんなピーキーな物を?と聞いたら「みすりるからSPD極振りっての聞いてたから、ピーキーな武器の方がいいかなって思ったの」とちょっと自慢げに話す翡翠石は天使。
カテゴリは服で、もうちょっとましなの作ってくれない?と外陰をはだけて(って表現なんかエロいね)聞いてみると、わかったーとのこと。やったね。
狩場に行く前に「それ、ちゃんと使ってよー?」と言われました。
はい使いますとも、それも一生。
言ったとは思いますがもう一度。
作中の妃翠と作者の妃翠は同一人物ではありませんから!
ちなみに作者の中学の時のあだ名はショタでした。
理由は聞くな。




