表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

初めての『冒険』 前編

相方が次々と書いてるなかやっと続きが出来上がりました。

しかも前後編になってしまいました。前編です。


今回は茶会の皆さんに少しだけお世話になるお話です。

 それを食べた瞬間、私の中に衝撃がはしった。

それは、見た目としてはごく普通のハンバーガーだった。

しかし、違うのはハンバーガーのチェーン店のように包装紙に包まれていて、とても美味しそうな匂いがしていた。

そう、『匂い』がしたのだ、大災害以降のこの世界では食料アイテムの味も無いのだが、匂いもしなかった。

最近、皆がこのハンバーガーを出している店『クレセントムーン』という軽食販売の屋台の話題ばかりだった。

しかも、普通に味のする食べ物を売っているという事だった。

現にこのハンバーガー……『クレセントバーガー』を食べた人から感動の声が上がっていた。私と同じように並んでやっと買えたのだろう。


「ぐぅ〜……」


と、私のお腹もこのハンバーガーから匂う肉の美味しそうな匂いとケチャップの酸味の効いた匂いが空腹を刺激され抗議の声をあげた。

流石にもう私の空腹も限界だったので、人目もはばからずに大口をあけてハンバーガーにかぶりついた。

 ハンバーガーを食べて更に衝撃だった。

すでに噂になっていて話には聞いていたが、いつもの『湿気った煎餅』ではなく、パンの柔らかな食感とパンの味・野菜のシャキシャキ感やレタスの味・そして肉の肉汁やジューシーな味わい。

ただのハンバーガーだったが、しっかりとした味のする食べ物だった。

久し振りの味にあっという間に食べきってしまった。

食べた後は今まで灰色の世界だったのが、世界が変わって見えてしまうくらいだった。

そう言っても過言ではないくらいの衝撃だった。


 この衝撃はあの人たちに会って『冒険』をしたあの時と同じくらいだった。












 ある日、にゃん太さんからメッセージが来ていた。


『サクラさんさえよければ、5日後の午後9時からに一緒に冒険しませんですかにゃ?』


との事だった。

メッセージを受け取ったのは昨日のようだった。

4日後の予定を確認する……うん、予定も無く問題なかった。

なので私は……


『はい、問題無いです。どこに行けばいいでしょうか?』


と、私はにゃん太さんにメッセージを返事しておいた。

返信して直ぐににゃん太さんからの返信があった。


『ススキノの街のトランスポートゲート前に21時にまっていますにゃ』


……フレンドリストに登録しておけばよかったかな……と少し思った。今度許可もらって登録しておこう。





(4日後)


「……少し早く着きすぎましたかね……」


と時間を確認すると、約束の時間まではまだ15分くらいあった。

……どれだけ早く着いているんだ私!?


「……まぁ、折角なので待っている間にサブのレベル上げしたらいいかな……」


と、先日選んでみたサブ職業【踊り子】のレベル上げを行おうと思っていると……

向こうからにゃん太さんが歩いてきた。


「サクラさんはお早いお着きですにゃぁ〜……吾輩は先ほど到着したのですが、いらっしゃったので声をかけさせていただきましたにゃ」


……と、本人は言っているが、きた方向が街の方やゲートでない時点でにゃん太さんが約束の時間より前に待っていたのではないかと思った。

先日初めて会った時の印象や物腰から、多分、にゃん太さん(この人)の事だから少なくとも30分前には待っていたのではないかなどと思えてしまう……

とはいえ、ここでそのことにツッコミを入れても多分無粋なんだろうな……


「いえ、今回はお誘いいただきありがとうございます。ご迷惑をかけますが宜しくお願いします」


と……私は誘っていただいた事のお礼や、多分これからかけるだろうと思われる迷惑についても一言言っておいた。

すると、にゃん太さんが少し申し訳なさそうに


「いえいえ、もしかしたらこちらの方がご迷惑をおかけしてしまうかもしれないのですにゃぁ……なので、サクラさんは気にしないでほしいのにゃぁ〜」


との事だった。

……どうしたらレベル90まで行くような人たちが私の方に迷惑がかかるんだろう?

と、私が悩んでいたが、にゃん太さんが


「少し早いですが、いきましょうかにゃ?」


と促してきたので、私も


「はい、わかりました。宜しくお願いします」


と答えて歩き出したにゃん太さんについていった。







 しばらくすると、街から外のゾーンに続いている門の付近で集まっているある一団ににゃん太さんは近づいて行き、


「少々早いですが、皆さんもお揃いですかにゃぁ?」


と一団に声をかけた。

そうすると、一人の女性が手を振って


「大丈夫、大丈夫〜わたしも今来たところだよー。まぁ、若干何人かは早めについちゃったみたいだけど……」


と女性が一団の一部の人を見たようだった。すると一人の男性が、


「早め……というよりも、カナミの方がギリギリに来たせいだと思うんだけど?」


と言い返したが、そのカナミと呼ばれた人は、


「シロくんたちの方が早くついただけだと思うよ〜」


時間を確認したら、今は待ち合わせをしたらしい時間よりかは早いようだった。

私としたら、結局まだ約束の時間の前なので、二人の言っている事が五十歩百歩な気がした。


「まぁ、そうだね。僕たちの方が早かったかもね……」


「うんうん」


 そのことを『シロくん』と呼ばれた男性は思い出して彼から折れたようだった。

同意の言葉を聞いて満足そうに言った彼女は思い出したように、


「そういえば、班長が言っていたひとってそのひと?」


「はい、そうですにゃぁ。彼女はサクラさんというのですにゃぁ」


とふたりは話した後に


「そうなんだ〜わたしはカナミ。よろしくね〜あ、因みに私は盗剣士スワッシュバックラーだよ」


カナミさんから自己紹介をされたので私は


「はい、サクラといいます。同じく盗剣士スワッシュバックラーで今はレベル25です。今回は皆さんよろしくおねがいします。」


とカナミさんと皆さんに自己紹介を行い、お辞儀をした。


「そかそか〜よろしくね〜それと、ほかの人なんだけど、班長は知ってるんだよね〜……それじゃぁ〜先ずは、そこの大きな鎧をきた人が守護戦士ガーディアンの直継くん」


と、カナミさんは勝手にほかのメンバーの自己紹介をはじめてしまった。

しかし、ほかのメンバーの人もわかっていたようで特に気にする様子もなく、


「おう、直継だ。よろしく頼む祭りだぜ」


と、大柄な守護戦士の人を説明する。


「祭り?」


「あぁ〜直継くんはなんでも祭りってつけちゃうのよ。きにしなくていいよ〜」


祭りという言葉にに疑問を持っていると、カナミさんは説明を加えてくれた。

第一印象は面白そうな人かな?と思った。

 次に、周囲を見ながらローブを装備している魔法使い風な人を見て、


「そして、次は……KRでいいよね?彼は召喚術師サモナーだよ。」


「『でいいよね?』とはどういうことだ?まぁ、いいが。KRだ。よろしく頼む。」


「はい、よろしくお願いします。」


KRという人は慣れた様子でカナミさんの紹介を流しながら挨拶をした。

落ち着いた感じのする人だな……と私は思った。


「次はね〜……秧鶏(くいな)ちゃんだよ。彼女は妖術師ソーサラーだよ〜ね?」


「はい、そうですよカナミ。問題ありませんよ」


とメイドさんみたいな格好をした人を紹介し、その彼女を少し嬉しそうに答えた。


「よろしくお願いします」


こちらから挨拶をしたら彼女は


「あ、はい、よろしくお願いします」


と彼女がカナミさんに話しかけた時より静かに答えた。

よくわからない人だな……まぁ、迷惑をかけないように頑張ろう。


「次はね〜……ソウジくん。武士サムライなんだよ〜しかも、女の子にモテモテ」


「まぁ、モテモテなのは否定しませんよ。ソウジロウ=セタです。よろしくね」


「あ……はい、よろしくお願いします」


お互いに挨拶をする。

この人はなんとなく人あたりのいい人なのかな……というのが第一印象だった。


「んっと……お次はナズナちゃんだね。彼女は神祇官かんなぎだよ〜」


「ご紹介のとおりアタイはナズナ。まぁ、よろしくたのむわ」


「はい、よろしくおねがいします」


ナズナと呼ばれた女性は愉快そうな声で自己紹介をした。


「ええっと〜……こっちの守護戦士は忍冬っていうんだよ〜」


少し背が高めで金属鎧をつけて槍?を装備した守護戦士の女性だった。


「「宜しくお願いします」」


お互いに同時に挨拶をしていた。

ええっと……こういう場合は困ったな……次の言葉が出ない……

そんな様子を察したのか気にしてないのか次の人の紹介をカナミさんは続けた。


「んっと〜……あそこの森呪遣いドルイドがぎんがみ君」


インディアンの民族衣装みたいな服装をして、仰々しい装飾がいっぱいついたスタッフを持った人だった。


「おう、ぎんがみだ。よろしく頼む」


「はい、よろしくお願いします」


豪快な人なのかな?元気いっぱいに挨拶をされた。


「あとは、あそこの付与術師エンチャンターはシロ君っていうんだよ〜」


「カナミ……せめて紹介する時はちゃんと紹介してよ……改めて、シロエといいます。宜しくお願いします」


「あ……はい、よろしくお願いします」


シロエさんはそう挨拶をすると周りを見渡して


「あれ?カナミ、今日はハーフレイドをするって言ってなかったっけ?」


「そうだよ〜」


「そうだよ〜……って今の人数は11人だよ?あと1人足りないんだけど……」


確かに、私を含めての人数は11人だった。

このままでは12人で行うハーフレイドはできない。


「ふっふっふ……」


カナミさんは何やら楽しそうに笑っていた。


「私が何も準備せずにみんなを集めたとおもってるの?」


とカナミさんは言っているが周りの反応は


「うん、いつも突然言い出すからね。」



「カナミ、いつもの事だが答えはYESだ。」


とか、皆さん口々に肯定しているようだった。


「ありゃりゃ……まぁ、今回は本当に準備してきたんだから〜おいで〜」


カナミさんは気をなおして誰かを呼んだ。


「あ、はい、わかりました。」


と丁寧な言葉遣いと共に鎧を来た神官風の背の小さい一人のキャラクターが歩いてきた。

カナミさんにこの時まで待たされていたのだろうか……


「この子はさっき誘ったんだ〜ささ、自己紹介をよろしく〜」


「あ、はい、僕はレミアースといいます。施療神官クレリックでレベルは23です。よろしくお願いします」


と自己紹介した後に頭を下げる。

その後、また皆さんを一から紹介していくカナミさん。


「そして、最後に……レミ君と同じで今回のハーフレイドに参加するサクラちゃんだよ〜」


「サクラです盗剣士スワッシュバックラーでレベルは25です。私も今回初めてお世話になります。レミアースさんもよろしくお願いしますね」


と私は自己紹介をして頭を下げた。

それにしても……二度手間になるならカナミさんも纏めて紹介したらいいのに……

まぁ、彼女の事だ、多分みんなを驚かせようとしたんでしょうね……さっき会ったばかりだけどなんとなく私も彼女の事を読めた。

……と私は思っていが甘かったようだ……

周りの様子を伺うと、一部の人(シロエさんとKRさん)が小声で


「まさか……」


と呟く声が聞こえた。


「ふっふっふ……」


「今回のハーフレイドは……『師範システム』を使ってレイドをします!」


とカナミさんは本日2回目の含み笑いのあとにこう発表した。


みんなさんは


「お〜カナミっちは大胆ですにゃ〜」


という人や、


「こりゃどうなるか楽しみ祭りだ」


という人


「いやいや、『師範システム』を使ってのレイドなんて無謀すぎる!」


など、様々な意見がでた……が、


「やるったらやる〜!シロくん、しっかり考えてね〜お願いね」


とカナミさんが言い切ったので改めて準備をすることになった。

さて、どうなることやら……


(後編に続く)

オリジナルキャラ


名前:レミアース

職業:施療神官クレリック

レベル:23


参加の経緯

アキバの街で偶然ウロウロしていたらカナミに呼び止められて数合わせ?の為に呼ばれてしまった少しかわいそうな男の子。


とこんな感じのオリジナルキャラクターが出てきました。彼もこれからどうなるのでしょうか……書いてる自分も今はわかりません。


今回の最後の方では何かまとまりが無いかもしれないですね……


そして、相変わらず指摘や指導、等を貰えると助かります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ