第21話 おれごんは今、高校球児なのだ
いえ、おれごんは一瞬たりとて高校球児だった経験はないのですけども。
いつものように何の脈絡もない。順にご説明しますね。
おれごんは中学生のとき、美術の先生から美術系の学校に進まないかとお誘いいただいたことがあります。なにせ変人ですから、5を連続で取り続ける程度には異彩を放っていたもので。
まだ中一、調子に乗るどころかあまりに子どもすぎて、どんなご提案だったのかを正確に咀嚼できていなかったのですが。
進んでおけばよかったですね、美術の道へ。そんなことをブルーピリオドを拝読して思い返しました。
あんなふうに、全力で絵に打ち込んでみたかった。自分の実力のなさに幻滅して、他の上手い人に負けて打ちのめされたかった。そして、寝食も忘れて、ただただボールを追いかけて、生活はすべて白球に。そんなふうに絵や彫刻に取り組めていたなら。
どんな人生になったでしょうね。大成功をおさめたでしょうか。食べるのにも事欠いていたでしょうか。今となっては想像もできませんけども。
でもね。
そんなに残念がらなくていい。大丈夫、あなたは今が高校球児。
だって小説を書いている。上をめざしてただ、ひたすらに登っているところ。
下手の横好きなのは百も承知。周りには捨てるほど上手い人がいて。世には名作も捨てるほど。いえ、焚書はだめですけども。
そんな過密の渦中で、楽しくて楽しくて、書きたくてもどかしくて、涙してやるせなくて。
書けているときはうれしくて。
改稿するときはワクワクして。
読み返すときは泣き笑い。
泥だらけで、どこかいつもケガしてて。でもまだ目だけは死んでない。
はたから見れば滑稽な、今さらの高校球児。
嘲笑されても推して参る、だって失うものなんて何もない。
夏以来、本格的に寒くなったらまた書くモードが戻ってきました。ヒマさえあればカクヨムを立ち上げ、数百字を進める。これがなんとも心地いい。
カクヨムコンに向けて初稿を準備中。なんとかラストまで漕ぎつけたなら、手応えがあったならまた、ここで日々の進捗を数字にしてご報告しましょうか。ライブ感のあるやつ。
今週はとりあえず2千字ほど増やせましたかね。下地にした書き溜めがあるので、それが期待どおりに使えるならもっとあり、これはアドバンテージたりえる。詳細は私にも不明。なれどおそらく、第6作はこれで決まり。
あと60日、祭りの締め切りに間に合うのか。
最終的に10万字に達するかどうか。




