第1話 売れない小説家
さて。
またまたまたまたまた始まりましたよ、と。
次の6作めの長編を書くのでね。それに寄り添う6つめのエッセイを始めます。
最初のころは『ここはこういう意図でね、そこはこんな閃きがあって』なんて、自作小説の内容について解説していたのです。今はどうですか、ただただ並走する管巻き用落書き帳と化しておりますね。
そんな駄エッセイをお読みくださるヒトもいる。世界って、案外広いですよねえ〜。
んで、新装開店に浮かれてやみくもに暴論をぶち上げますれば。
おれごんってきっと、売れない小説家なんです。なんでこんな戯言を今さらながら宣言したのかとご説明しますと。
消防ってあるじゃないですか。火を消すヒト。
地方公務員として働いているかたは『消防署のヒト』。
一般人で消防に携わっているかたは『消防団のヒト』。
いずれもわたしに言わせれば、火を消したいという志をもった同じ消防のヒトですよ。
ですから、小説を書いているかたはもれなく小説家なんです。たくさんの人々に認識されているかそうでないかだけで。あなたもわたしも小説家。ただしわたしの場合はこの5年間で1500円くらいしか売り上げていない売れない小説家なんですけども。表紙絵などを絵師さんに描いていただいて、ン十万円のマイナスなんですけども。
ここからがんばっても、わたしは本を出すだけで食べていけるようにはなりません。そうなるんだったらもうなってる。そうはならないのになんで続けているのかって、それは、『なんでわたしの面白いが共感してもらえない????』という悔しみ。
「次こそ絶対に面白いから! 読んで!」
たぶんこの気持ちがなくなったら筆を置くのだろうなと思います。まだまだ6年めに入ったところ、まだまだ書きますけども。いつまで続きますやら。
ぜんぶ出し切るのが先か、おもしろいと唸らせるのが先か。




