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泣きたい少女の独白夜
時計の針が0時を指す頃、1人の少女は自室の窓から空を眺めていた。
はぁ、毎日行きたくないのに無理して学校に行って、
気持ち悪さと闘いながら授業を受けて、
正直、しんどくて、辛くて、限界で、
でも、行かないと
真面目であれ、結果よりも皆勤を
5体満足なんだから、そう言われて育ってきた。
言い訳がましいけど、だから、休めないし、弱音なんて、、吐けない。
そんなことを繰り返して、もう泣けなくなった。
辛いって分かってほしくて、息を吐くようにネガティブな言葉を放つようになった。
ダメだなぁと思いながら、今更直せることでもないけどね、と半ば諦めて
星が見えればいいのに、空は見えるのだから。
夜中に見る空はどこか虚しくて無性に悲しくなる。
私は泣けないから、悲しくても涙は流れないけど、心の中では、どこか暗い感情が疼くから…
泣きたい夜には空を見る
心の奥深くに隠した感情を感じるために
私のよりも綺麗な黒に心が引き寄せられる。
彼女は願っている。
この下で、このまま消えることを…
なんてね、内緒だよ。