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どうしてという問い
「光四郎、遅刻するわよー。」そう下から声が響く。いつもの母さんの声だ。私は「先駆者の追憶」から目を離す。
「わかってる、今行くよ」私はそう答えながら、本を閉じて下に降りる。
「じゃあ、行ってくるね」靴を履きながらそういうと、「「「行ってらっしゃーい」」」家族から返事がきた。「それじゃ、今日だけは送っていくから」「OK」そうして私は車にのって、私立久良岐園の入学式に向かった。
〜数十分後〜
「はぁ、しっかし長いな、入学式は。」そう、軽口を叩きつつ私は新たな教室に向かった。
「一番右の前か、」今回の席はあまり良くない。席替えまでつらい日々になりそうだ。
「皆さんおはようございます。今日からこのクラスの担任になりました、関口朋子と申します。みなさんよろしくお願いします。」そう関口先生が言った。
「皆さんにはこれから、クラスメイトに自己紹介をしてもらいます。」先生がそういった。
作者は、初めての小説なのでいたらないところもあると思いますが、どうぞ暖かい目で見守ってください。