スキルを盗む怪盗紳士は師匠を探している その１４
サブタイのサブタイ
見た目よりも性能重視
「【怒龍の籠手】と【転輪の翠蹴】。臥怒れ邪悪龍の素材で製作した武器」
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・怒龍の籠手
怒りの翠炎は他者の生命力を奪い、己の仲間を助ける。
武器種：両腕兼用拳
攻撃成功時、相手に【憤怒】の状態異常が付着。
【憤怒】付着者は10秒毎にHPが１割ずつ消滅するスリップダメージが発生。
【憤怒】：１0秒経過で威力が2倍倍加。【憤怒】付着者一人につき威力が倍率upされる。
（一人なら2倍、二人なら4倍）
【憤激】：50秒経過で発動。パーティーメンバー以外の半径１kmに存在する有機物に【憤怒】を感染させる。
【烈臥状態】：100秒経過で発動。付着された【憤怒】が解除。付着人数に応じて、パーティーメンバーのステータスが上昇（100人＝1000倍）。全身に翠炎を纏う。拡張大盾：【黒緑】が解放される。
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全体が黒色で所々に翠色の色差しがされている肘まで覆う籠手。前腕部にひし形の宝石が内蔵されている。テキスト欄を見る限り、【烈臥状態】で宝石が大盾として展開。形状としては大きい円形タイプの盾で外縁が緑色の炎が纏っている。
拡張大盾：【黒緑】は自動で使用者を護る。取り外しも可能。外された【黒緑】はブーメランとかフリスビーのように投擲武器として扱うことも出来る、と。投げられた【黒緑】は使用者の手元へ自動的に戻ってくる効果がある。
捕食者の影爪も両腕兼用武器。捕食者の影爪と怒龍の籠手を両方装備すれば歴とした両腕拳装備が完成する。
恐らく怒龍の籠手をタウロスなら両腕製作を出来ただろう。敢えて両腕分製作しなかったのは捕食者の影爪と一緒に使え、のメッセージ。
しかし、だ。問題が一つある。怒龍の籠手は腕にピッタリサイズ。捕食者の影爪は超大型の籠手。バランスは悪いけど、訓練すれば実用はなんとかなる。
で、もう一つは......
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・転輪の翠蹴
怒りを撃鉄に、翠炎を纏いし神脚は悪き者の穢れを蹴散らす
防具：足装備
攻撃成功時、相手に【憤怒】の状態異常が付着。【憤怒】付着者は10秒毎にHPが１割ずつ消滅するスリップダメージが発生。
【憤怒】：１0秒経過でダメージ量が2倍減少。【憤怒】付着者一人につき減少の倍率upされる。
（一人なら2倍、二人なら4倍）
【憤激】：50秒経過で発動。パーティーメンバー以外の半径１kmに存在する有機物に【憤怒】を感染させる。
【烈臥状態】：100秒経過で発動。付着された【憤怒】のスリップダメージが５割に変化する。付着人数に応じて、使用者のステータスが上昇（100人＝1000倍）。全身に翠炎を纏う。拡張武装：【不死領域】が解放される。
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全体が黒色で構成されているレガース。装備すると脛当てが自動的に足を覆う。足首から足指にも転輪の翠蹴が覆われており、ドラゴンの足に酷似した形状となっている。膝から足首までが分厚い銀色メインボディ。脛からふくらはぎを囲む円形は三層あり、外輪には等間隔に球体が埋め込まれていた。
転輪の翠蹴は分類上防具扱いだが、武器としても扱えるのは非常に有難い。
拡張武装：【不死領域】が解放されると、円形が半円形ずつとして分離。脛部分は転輪の翠蹴に残る。ふくらはぎ部分は半円形として使用者の身体の部位に装備されるのか......
半円形内側に持ち手がある【不死領域】はそのまま拳武器として扱える。
肘に装備させれば高密度エネルギーを放出させる支援へ。背中や脚に装備すれば加速の補助が可能などなど多岐に渡る使い道が用意されている。
覇銀の襟飾と併用するときっと碌な事にはならないだろう。
早速入手した装備類を装備する事にした。
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〜装備欄〜
頭：沈黙の古代帽子
上半身：幽天深綺の魅姫・エクシード
下半身：幽天深綺の魅姫・エクシード
足：転輪の翠蹴
右武器：怒龍の籠手
左武器：
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うわぁ〜
今までギリ女王スタイルの見た目だったのに、脚防具が変更されただけで統一感がなくなった。私としては見た目よりも性能重視で装備を決めている。いざとなればバニーガール姿やメイド服姿でも慣れる。性能が良ければの話だけど〜
「これが悩んだ末、導き出したアイテムたち？」
「スコーピオンとキャンサーにも助言を貰って完成！ お嬢は蹴り攻撃も出来るけど、今まで生身だったろ。そこで蹴り攻撃の足しになるアイテムを作ったんだ。分類上防具扱いになってしまったが、お嬢なら武器として活用できる......はず」
「なんで、最後だけ若干弱気なのよ！？！？」
「モノにするまで何百回と死ぬと思うと心がな......」
「だったらもっと安全な武器にしてよ！？！？」
「ハァ〜 以前安全面重視のアイテムを作ったら、”もっと歯応えのあるアイテムないの？”とか言うじゃねぇか」
「簡単に扱えちゃうと、面白みに欠けるのよ」
「お嬢は何を目指してるんだよ。フェーネと同類になる気か......」
「..................私は未知を追い求めていく。それが旅人ユミナちゃんよ！！」
「未知ね。はい、はい、ドMドM」
「失礼な言い方したよね？」
「いや、何も〜気にするな〜よ」
久々のタウロス印のアイテム。存分に暴れるぞ！！！
試したい事がいっぱいあるあるけど、時間も時間だった。
「明日も早いし、今日はもう寝ようか」
「そうだな。怪盗ファントムは明日、捕まえる」
