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ソロプレイ中に人外NPCを助けたら、女型ユニークモンスターだけに囲まれるVR女王に就任した件  作者: 麻莉
シーズン4 悪魔は嗤い、被造物は踊る 【1章:アグネス女学園の乙女生活】
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朝チュ! & 朝カプチュー!

 白陽姫ちゃんの謎の行動。アクイローネのめんどくさい対応。

 諸々の、現実での用事を全て片付けた。私はオニキス・オンラインをログインした。


「分かっていたけど......これは」


 ログイン先はアグネス女学園の女子寮のベット。


 昨日部屋のベットでログアウトしたから当然。





「身動きが取れない」


 ベットはアシリアのポケットマネーで特注が用意された。4人一緒に寝ても大丈夫な面積を誇ってる。にも関わらず私は動くことができない。四肢は固定。かろうじて頭だけ左右に動く。



 右腕を抱き枕のように抱きしめてるのはヴァルゴ。いつもの薄いネグリジェを着て寝ている。私の右腕はヴァルゴの胸に挟まってる。デカい。

 ギッチリ・ガッチリ。右手を少し可動できる。柔らかい部分に触れている。恐らくお腹辺り。右足はヴァルゴの両脚と絡まっている。太もも柔らかい......!




 左に視線を向ける。カプリコーンがヴァルゴ同様私の左腕を抱き枕にしている。いつも就寝姿は長袖長ズボンのパジャマだった。しかし今は薄い寝巻き姿。肌が露出の限りを尽くしている。

 ヴァルゴよりは無いけど、立派な胸に挟まれている私の左腕。心なしか癒されている感覚を味わってる。

 私の左足はカプリコーンに捕獲された。続:太もも柔らかい......!




 で、最後。リーナ姫は......


「苦しくないのかな?」


 私の上で寝ていた。私の仮初(アバター)の胸を枕にして、うつ伏せ状態。スヤスヤと寝息を立てている。

 珍しく純白の寝巻きを着ていた。いつもは黒の痴女っぽい服装なのに。王女にあるまじき服装だけど、今も色が違うだけで同じか......


 カーテンの隙間から差し込む朝日の光。


「眩しい......」


 手で遮たい。でも腕は動かない。さて困ったぞ......



 仕方がないので、横を向く。頭は動かせるし......


「おはようございます。お嬢さま♡」


「おはよう......」


 ヴァルゴと顔を向き合う形になった。


「...ッ!!?」


 不意打ちのキス。朝の眠気が吹っ飛ぶ。まぁ、VRゲームで使ってるのは脳ミソだけど


「ご馳走さまです♡」


 感想を言うタイミングで頭が左側へ。自分の意思はない。女性の手で強制的だ。


「うっ......!」


 カプリコーンからのディープキス。


「私の方が美味しいでしょう?」


「そ、そうですね......お、美味しいです」


 カプリコーンはヴァルゴに対してドヤ顔。脊髄反射でケンカを買うヴァルゴ。


 腕と脚は解放された。二人はにらみ合い。お互いの頬を引っ張り罵倒返し。次第に事態は激化。殺意がこもった枕投げ(殺し合い)に発展した。




 

 さてさて、残るは......


 ゆっくり這い寄る動きを見せるリーナ。ピタリと身を寄せる。

 超至近距離まで私たちも顔が近づく。このまま朝のキスが来る、とお思いだろう。しかし相手はリーナ。


「いただきます~」


 私の首筋目掛けて顔を移動する。歯は吸血に合わせて鋭くなる。歯をうなじに当てる。そのまま噛みつかれた。


 かぷっ!


 チュー!!


 喉を鳴らすリーナ。血を吸い続けた口が離れる。


「美味しいです♡」


「お、お粗末さまです」


「痛くありませんか?」


「大丈夫。でもやっぱり、慣れない」


 生まれてこの方吸血鬼に血を抜かれた経験がない。当たり前か...

 噛みつかれた箇所。傷口から血に類似した液体を舌を伸ばす。そのままペロペロと舐めとるリーナ。



 リーナが従者になってから今日まで幾度も吸血行為はあった。


 私はプレイヤーで、ゲーム内なので出血はしない。しかし吸血鬼から血を抜かれる時だけ特殊。血液に似た液体が流れる。同時にプレイヤーは【吸血】の状態異常を受ける。


【吸血】状態時はHPと空腹ゲージが減る。吸い取られる量で変化するが、勢いよく吸われれば、それだけ早くHP等が減っていく。空腹ゲージが低いと【飢餓】・【渇き】状態。HPが【吸血】で減少すると、【貧血】状態でDEATHになる。


「吸血鬼にならないよね」


「その点はご心配いりません。ユミナ様の場合は、速攻で状態異常を治しますので。【吸血】状態が30日、1時間以上。この二つの条件で【吸血】状態から【未眷属】状態になります。後は【血の儀式】を行えば、晴れて吸血鬼の眷属になります。眷属でも半吸血鬼ですが......」


「眷属から種族:吸血鬼に成るためには吸血鬼の国で試練を突破......だっけ?」


「はい。吸血鬼は”力”が絶対。試験を突破出来ない吸血鬼は吸血鬼ではない。知力に長けてる吸血鬼もいますが、一定以上の”力”は保有して存在しています」


「私は今のところ、吸血鬼に成りたくないな~」


 人間から種族変更するのは魅力的。しかし一度種族変更知れば二度と変えることは出来ない仕様。慎重に決めないと......


「はい、十分承知しております。それにユミナ様は限定的でも真祖吸血鬼慣れます」


「今も思うけど”覇銀の襟飾(ヴァイセ・エーゲン)”。破格じゃない?」


 好きな人想いながらブローチを服から引き抜けばお手軽真祖吸血鬼になれる。十分戦闘でも活躍してる。派手な装飾はないけど綺麗な造花付きで見栄えも良い。



 クラスメイトから時々、『お店を紹介してください』と、懇願されたっけ。流石ご令嬢様方......見る目がある。まさに完璧なアクセサリーとも言える。



「おばあ様はユミナ様を信頼して託した。そうじゃなければ国宝の一つをポンっと渡しません」


「そうだね! まぁ、アイリスから頂いた物はしっかり活用しないと!!」


 クスクス笑うリーナ。


「その意気です。あの~ ユミナ様......」


 リーナが物欲しそうな瞳を私に向ける。脳に衝撃が奔る。イタズラ心が......



「う~ん。リーナちゃんは何が欲しいのかな~」


「えぇ!!? え、えっと......それは」


 私の身体の上でモジモジしだす。すかさずスクショ!


「口でちゃんと言わないと相手に伝わらないよ~」


 赤面のリーナ。


「い、いじわる......です」


「ほらほら、早くしないと始業の鐘鳴るよ。授業は遅れたくないな~」


 私に熱い眼差しを向けるリーナ。


「はぁっ♡ はぁ......♡ もっと......もっと、ください。ユミナ様の血を吸わせてください!」



 首を少し傾げてうなじを見せた。


「いいよ!」


うまぁ〜 神聖な学舎でなんてふしだらなぁ〜

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