Explanation〔1〕"術"と"魔術"
今回は、解説回です。
第5話は、近日投稿予定です。
○"術"とは
"術"(以降、術と表示)とは、この世界に於ける様々な現象を引き起こす方法の事である。
仮にも術を創ろうものなら、相応の途轍もない力が必要であり、長い長い時間がかかる。
術は現在、7つある。
それぞれ、"魔術"、"気術"、"霊術"、"呪術"、"聖術"、"技術"、"妖術"、"忍術"と呼ばれている。
今回は"魔術"を解説する。
○"魔術"とは
"魔術"(以降、魔術と表示)とは、現在、世界中で広く知られ、使われている"魔法"の事である。
魔法の原理は、大気中にある"魔粒子"を己の術力で凝固させるというものである。
因みに、魔粒子とは目に見えない程に小さい、魔因子物質(魔法に関わる物質)の事である。
魔粒子は、働きかけた属性によってその属性に変化し、術力によって作られた型(つまりは、自分が
放った魔法の事。)の通りに凝固する。
例えて言うと、ある人が『ファイヤーボール』(炎球を放つ魔法)を放つとする。
まず、その人の術力が消費され、それによって付近の魔粒子が火属性に変化し、炎の球の形に凝固し、放った方向に飛ばされる。
実際はこの様な現象が一瞬の内に引き起こされる。
又、凝固した魔粒子は放たれた後、ある程度の時間が経過すると、融解し、属性を持たない粒子となる。
魔法を開発したのは、始祖エルゴス・ロムードその人である。
数十万年前、エルフ族の国【ルーグ皇国】にて、国力を上げる為に新たなる術を創ろうとエルゴス・ロムードは尽力していた。
そして、創り始めてから、一万年。
遂にエルゴス・ロムードは魔術を創る事に成功した。
それがきっかけとなり、世界の力関係は大きく変化した。
軈て魔術は世界中に広く伝わった。
魔術に関してはルーグ皇国が最も進んでいるが、魔法武器、魔法兵器に関しては、ドワーフの国【ゼーノ王国】が最も進んでいる。
魔術は、他の術と比べて、比較的簡単に習得が容易であり、扱い易い。
但し、魔術に適正がある者しか習得は出来ない。
又、魔術の熟練度を上げるには魔術を沢山使う必要がある。
魔術の熟練度が上がれば上がる程、初級魔法、中級魔法、上級魔法、超級魔法、究極魔法と、より強い魔法が扱えるようになる。
魔術は、基礎として、五つの段階の魔法がある。
一方、ある程度の熟練度があれば、新たなる固有魔法を作る事が出来る。
魔術の称号は4つあり、それぞれ段階的に、『魔法使い』、『魔導士』、『法術師』、『魔術師』である。
以上を以って魔術の解説とする。
毎度投稿が遅くなってしまい、申し訳ありません!
毎回読んで下さりありがとうございます!
次回もお楽しみに!