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永遠のライバル

作者: 花占い

母と娘のやりとりについて

私には成人した娘が二人いる


同じ娘でも、当たり前だが性格が全然違う


長女は、とても意思が強く自立した女性で


次女は、甘え上手で優しいところもあるがちょっと変わった


ところもあり、幼い頃は何を考えているのか解らず、子育てに


相当手を焼いた  そんな彼女も今や立派な母親である


初めは、「この子(次女)に子育てができるのかな?」と


心配していたが、孫に対するしつけは以外にもしっかりして


いる  私のしつけは次女には効かなかったが、孫に対して


効果があったようだ



そんな孫の世話をしていた時、次女から「お母さん、もう


短いスカートは履かない方がいいよ」と注意を受けた


その日は確かニットのワンピースで、下にはスパッツを


履いていたと思う


私は「確かに、この格好では孫の子守りには向かないなぁ」と


それ以来、その他の外出でもワンピースやスカートを


履かなくなった  いつも膝がでないように、ズボンである



そんな私に若い友人ができた  私、「いつもかわいい格好を


しているね、羨ましいわ」と話すと、友人が「○○さんも、きっと


似合うと思いますよ」とのこと、そこで私は「実は私もかわいい


洋服が好きなんだけど、娘に止められているの」と話した


すると友人が、「どうか娘さんに構わず、お好きな洋服を着て


下さい」と、丁寧なお手紙を書いてくれた


私は嬉しくなり友人に背中を押されて、およそ5年ぶりに


ワンピースを購入した


それでも、なかなか着る機会がなくて1ヵ月以上眠っていたが、


昨日久しぶりに都内に出掛けた際に袖を通した


サーモンピンクのワンピースに白のキャミソールとパンツ姿だ



購入時、若い店員さんに「これはデニムにも合いますし、中に


ネイビーのキャミソールを合わせるのが、最近のトレンドです」


と言われた  私は何となくそのアドバイスにしっくりいかず、


白のキャミソールを合わせて購入した


あの時、ネイビーのキャミソールにしていたら、もっとイケてた


かもしれない…  あくまでも、かもだが…



さて、その次は今まで憧れてはいたが試した事がない、


髪をたて巻きカールにしてみたいと、いつもの美容院で相談してみた


店員さん、「今は短いので無理ですけど、1年半~2年位伸ばせば


できますよ」とのこと  私、「でも、似合わないかしらね」


すると店員さん、「もし気にいらなかったら、その後で切ったら


どうですか?」  なるほど!  私は、初めて憧れの


たて巻きカールができるとほくそ笑んだ


後日、その話しを長女にしたところ、長女より「お母さん、


痛いから止めた方がいいよ。絶対に似合わないから…」とのこと


私、「別にいいじゃん、似合わなければすぐ切るから…死ぬ前に


一度位したっていいでしょ!」  私も意固地になった



長女はそれ以上、何も言わなかった



娘たちは私にとって、永遠のライバルだ



ご視聴ありがとうございました。親子でも、なかなか関係性が


難しいですね。特に同性同士は… (笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 正直な文章だなぁと感じて読みやすかったです。 [気になる点] 私も同性の親子間でのライバル意識を経験してきたのですが性別が違う親子の感覚を経験した事がないのでそこは実際どうなんだろうな?…
[良い点] このサイトでエッセイを読んだのが初めてだったのですが、花占いさんの人となりが見えてくるので何だか楽しいものですね(^^♪ 結構、サイトには集中して読まないといけない作品が多い印象だったの…
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