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騒々の驟雨
男がいた 独り
躯と共に挽歌を歌う 雨の中
仮面の下 暗澹と滑稽
音飛びのレコード 静寂の森 君
思考が追い付かない 吐き気 汗
震えた視界 涙は流れない
花かんむり 黄いろ 薄紅
夜 静寂の森 書きかけの手紙 焚火が爆ぜる
焚火が爆ぜる 燃やした? 思考が追い付かない
笑顔 黄いろ 涙 流れない
流れたのは 薄紅 の 血(Cheers! Cheers! Cheers!)
黎明も暮れもなく、ただ懐中の時を聴いていた
やがて古川に僅か薄氷の頃
下土の語り部に幾許の心を遺して
嗚呼 彼は消えた
未だ雨は降り続く ゴウゴウ ゴウゴウ 鳴り止まぬ
拍手喝采鳴り止まぬ 悲劇の幕引 Curtain Call




