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小説が読めない男の物語  作者: 石田 ゆり夫
始まりのとき
4/5

第3話「相棒」

ハッタ「3日前に来たばかりだよ。」

おれ「予約ってできます?」

ハッタ「できないよ」

おれ「少し考えていいですか」

ハッタ「いいよ」

数分もかからずに

おれ「…ます!!」



これが相棒との出会いだった



雪も溶け春になり

ある日、バスに乗って街中に向かっていた。

おれはいつも、前の方ですぐに降りやすいところ。

吊革につかまり立っている。


今日は天気はいいし、景色もいい

「素晴らしい一日だ」と心の中で感じていた。



バスの道のりが後半に差しかかったころ

おれの目の前に『衝撃』が突然現れた。




衝撃というのは道路を走る乗り物

濃い緑のカーキ色、そして肉抜きしているようなボディ

乗っているのは

ダウンやマフラーを着こなす

あまりにもかっこいい女性

バスは大きく、その乗り物は小さかった

心臓がバクバクする感覚があった

その姿はかっこよくておれは居なくなるまで見惚れていた。


まったく今まで興味のなかった二輪の乗り物

この一見何も変わらない風景がこの後の相棒との出会いを生む



家に帰りおれはその乗り物について調べた。

全く知らない世界

どうやって探せばいいんだ

名前も何もわからない、わかっているのはおれの目に焼き付いた映像のみ

とりあえずネットで二輪の画像を手当たり次第探した。


『あった!!』興奮した


どうやらH社のゼットという乗り物だ。

しかしおれの見たその色は販売終了していた。

他の色はあるが、何か違う。

そう思おうと少し落ち込んだ。

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