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小説が読めない男の物語  作者: 石田 ゆり夫
始まりのとき
2/5

第1話「小説を読めるようになる為に」

どうしたら文章だけの物語が読めるのか。

考えてみた、今ある知識を振り絞って考えてみた。

考えたあげく、思いつかない。

ここは先人達の知恵を借りよう。


本屋に向かった。


ここなら小説を読むための本があるはずだ。

そう考えながら…本を探した。



「短編小説」

「漫画の小説」

「昔話」

「写真集♪」は違う

「Let’s Engli…!!」違う

「初めての編み…」これも違う




ん?んんん!?




こ、これは、




『速読』

本が読むのが早くなる。

内容も理解しながら。


「す、すばらしい!!」

(しかも、内容が理解できる特典付だ)


未来が明るくなった気がした。




内容はというと目の動かし方の練習や焦点の使い方等が書かれていた。

早速、家で練習をする。

これなら本を読むというより、運動する感覚だ。

文字の部分は相変わらず眠くなるが…


一点ではなく、本全体を見る感じで

キョロキョロ、キョロキョロ

次の日も練習をする。

そのまた次の日も



「ん~っ?」


ある日思った。

なんだこの全知全能のような力は。。



『速読』



こんなことができる人間がいるのか

この本の言っていることは本当なのか。



すまないおれ、どうやら俺には…




今回の結果

①考える、探す

②思いつかないので行動する

③速読という方法を見つける

④挫折


こうして初めての試みは幕を閉じた。



ネバーギブアップ、おれ。

次回、人生を変える運命の出会いが。

友達の家で過ごした数時間

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