みんなでハワイ旅行!?~2~
次の日・・・
「ふぁ~…。よく寝たぁ~!」
私は体をのばし、眠気をとった。
「おはよー…」
と沙良は、眠たそうに眼をこすった。
「おはよっ!沙良ちゃんっ!」
「朝から元気ねぇ~…」
「もうすぐ朝ごはんの時間だよっ!着替えよ!」
「はーい…ってもうそんな時間!?やっば~い!!!」
「あはは…」
私たちが着替えてると、ドアからコンコンッという音が聞こえた。
「はーいっ!」
ドアを開けてみると、そこにはメガネをかけ、太った男性がいた。
「どなたですか?」
「みぃ~つけたぁ~♪理想の女の子発見~!」
その人は、私の手を取った。
「ちょ、ちょっと離してくださいっ!」
「や~だね~ジュルッ!」
なんなの~~~!?こわいよ~~~!?私は、手を振り払い部屋から飛び出した。ごめん、沙良ちゃんっ!ちょっと逃げるねっ!
「待ってよ~!ジュルッ!」
「い~~~~~~やぁ~~~~~~!?」
こういうことです!!!(←第1参照)必死に走っていると、目の前に誰かがいるのが分かった。でも、その場でつまずいてしまった。
「あっ…!」
私はその時、一瞬何が起きたのか、分からなかった。だって今、誰かに抱きしめられてるんだもん!!でも、この服…この香り…。もしかして!!
「すみません、お嬢さまがご迷惑かけてしまい」
「う、うるせぇ!その子をわたせー!」
という言葉が最後だった。数秒後、私をはなしてくれた。私は、とっさに顔を見た。やっぱり…!!
「一心さん!!」
「セナお嬢さま、ご無事でしたか?」
「うんっ!一心さんが助けてくれたから!!」
「それは良かった。」
「一心さん」
「はい?」
「ありがとう!!」
私がニッコリ笑うと、一心の頬がすこし赤く染まった。
「いえ、これも執事の仕事ですから」
「ふふっ! あ、そーだっ!私を追いかけてきた人って誰だろう?」
と後ろを向き、倒れている男性を見た。その時、一心が私の両目を隠した。
「?どーしたの?」
「お嬢さまを誘拐しようとした人なんて、見なくていいんですよ?あなたは、お人好しすぎです」
「そう?」
「はい、ですから、食堂に向かいましょう。皆さん待ってますよ?」
「え!?早く行かなきゃっ!」
私は、食堂に早歩きで向かった。
「…誘拐犯を見るんなら…オレを…見てよ…ボソッ…」
「えっ?何か言った?」
「いえ、何も…」
「?」
その後、朝食を食べ私たちは、それぞれの部屋に戻った。
「いやぁ~、セナがいきなり飛び出しちゃって…びっくりしたんだからね!?」
「…ごめん」
「まー、無事だったからいいけど」
「……ねぇ、沙良ちゃん」
「何?あっ!もしかして、恋バナっ!?」
「……うん」
やけに恋バナに飛びつく沙良ちゃんがちょっとカワイかった。
「お~!やっぱり、一心くんに…!!」
「ううん、私じゃなくて。なんか私が笑うといつも2人の頬が赤く染まるの。熱でもあるのかなぁ~?」
「へぇ~~……ニヤニヤ」
「なんでだと思う?」
「ん~~と、それはーー…ヒソヒソ」
と沙良はニヤニヤしながら、耳打ちしてきた。
「~~~~~!?そんな訳っ!!!」
あたふたしている私を見て沙良は、お腹を抱えて爆笑している。
「そんなっ!?2人が私のことっ!好きだなんてっ!なっ、ないと思うからっ!!!」
「”思う”~?」
「だ、だって、もし2人とも本当だったらー…って、あれ?それじゃあ~~……!?」
私は、混乱しすぎてその場に倒れてしまった。もう、なにがなんだか…?
「まさかと思うけどーーって、セナ!?」
羽田空港にて・・・
「う~~~、本当にごめんね!」
私は、今まで気を失っていたらしく、ここまで一心さんが連れて来てくれたらしい。
「え~と、ありがとう!一心さんっ!」
「執事として、当然です」
「………」