みんなでハワイ旅行!?
~第4ホーム~
「来た~~~~~~~~~~!!」
はいっ!私は今、ハワイに来ていますっ!
「沙良ちゃん…。それにしても、海キレー!!」
私たちさっきまで、学校にいたんだけど突然お母さんから、「ハワイのチケット…(以下第3参照)」って言われちゃったので来てしまいました(笑)私の親って一方的なんだ…。もちろん、この2人も来ています。
「ハワイってサイコー!!」
「おい瞬、はしゃぎすぎ」
「はっ!…ごめん」
「一心さんも、遊びましょーよ♪瞬さんもっ!」
「だそうですよ!遊びましょー!!」
「はぁ~…。仕方ないですね」
と前髪をかき上げ、ニコッと笑った。私はその時ふいに、ドキッとしてしまった。自分でも分かる位赤くなった顔を隠すように、海のほうへ走った。すると、ベシャッと砂浜に転んでしまった。わぁ~、動揺してるのバレバレー(汗)と座っていると、後ろから一心が来て私の腕をつかみ、立ち上がらせてくれた。
「大丈夫ですか?足にはお気をつけて」
「あ、ありがとう…」
「大丈夫ですかー!?」
遅れてきた瞬も支えてくれた。私はヨロヨロと歩き始めた。
「じゃ、じゃあ、私海に行ってくるよっ!」
「お待ちください」
と私の腕をつかみ、引き寄せた。
「足がヨロヨロじゃないですか。危ないですよ?」
「………」
「セナお嬢さま?……!!」
その時一心の言葉が詰まった。たぶん、真っ赤な顔をした私を見たからだろう。あーもー!!どうして赤くなるの!?すると、一心が私に耳打ちしてきた。
「オレが笑った所見るの…初めて?」
図星を突かれ、ピクッと反応した私に向かって、一心はクスクスと笑った。
「可愛いですね。少しはオレに興味持ってくれた?クスクス…」
「べ、別に持ってないもん!!」
私は、一心の腕をぬけ、さらに向かって走り飛びついた。
「わっ!!!どうしたの?いきなり」
「……なんでもない」
「……あ~!」
私の顔を見て、感づいたみたい。
「…惚れた?」
「違うっ!ちょっと見たことない表情を、一心さんがしたからびっくりしただけっ!全然違うからねっ!」
「はいはい…ヤレヤレ…」
沙良は肩を落とし、ニヤニヤしている。ぜっっっっっっっっっったい違うんだからーー!!
「あれ?そーいえば、お母さんは?」
「お母様はあちらです!!」
と瞬が指を指したほうには、私たちが泊まる高級ホテルがあった。
「まさか、サロン中?」
「はいっ!お母様、とてもきれいになると思いますよっ!」
「へぇ~まーいいやっ!遊ぼー☆」
私たちは、海で満喫し、それぞれの部屋にて大騒ぎした。