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14. レラジェ
侯爵の悪魔。
狩猟と精密射撃を司る。
常に弓を携えた翠眼の狩人として現れ、緑の外套と羽飾りを身に纏う。
その姿は自然そのものと同化しており、風と木々の声を聞くことができる。
彼の放つ矢は必ず標的を貫き、敵の肉体だけでなく、精神や呪いまでも射抜く。
召喚者には精密な集中力と冷静な判断を授け、無駄な戦いを避ける知恵を教える。
レラジェは冷静沈着でありながらも、内に激しい正義心を秘めている。
彼の矢は常に「必要な敵」にのみ放たれ、無益な流血を嫌う。
その信念は多くの英雄たちに影響を与え、彼の加護を得た者は森の守護者として名を馳せる。