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CRポーカー物語~エロゲ版~  作者: 河島アドミ
二章:プリフロップ(preflop)

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第十三話『フィッシュではなくスリーセブン(後半)』1/7

◆【WENS内装】

恭介「緊縛を解除してやろう」

清水「ぐ、ぐぅ……ちぃ!」

拘束がほどかれると、埃を落としてシャツの皺を確認する。


そんな動作から、突如放たれたノールックノーモーションのアッパーが宙を切った。

恭介「愚者め――芸のない」

清水「なッ!? こいつ――!」

清水「があああああああ!!!」

恭介「あまり俺を怒らせるなよ――煉獄の術式。ま、有り体に言えば、とりあえず一本――」

正明「やめろやめろやめろ! 今こいつらと揉めたくねーの!」

チッ……まさか賭場に麻雀打ちが居るとは。麻雀とカジノってターゲット違うと踏んだんだが……。


『助かったぜ』


あーーーー、そうか。そうだよな。チッ。ミスった。

それならスケスケじゃなくてジャン連れてくれば……いや、結局ジャンの顔知っているならここも入れなかった可能性があるし……あー、しゃあねえか。ここは損切り!


とにかく、今やるべき事は――

正明「――てめえをぶっ殺せばいいってわけだよなあ?」


その人物は既にポーカーテーブルに座っている。


ラシェル「立派だね。口だけは、ね」

ああ――口を開けば一々ムカつく。

オレをこんなにイライラさせるのはてめえが初めてだよ(※但し鏡望代は除く)


男性1「おーい。ラシェルさんが打つってよー!」

男性2「おー、誰々ー?」

男性3「すげえ、スリーセブンだってよ!」

男性2「ついにラシェルも終わりかー?」

男性3「終わらねーだろ」

男性4「スリーセブンってポーカーできるのかよ」

わいわいと、奥のドアから何人ものガキ共がテーブルを囲む。


恭介「案ずるな。数はいるが有象無象。我の前に塵と化す」

スケスケって一人称俺だよな?

正明「……」

んなことじゃなくて。


ラシェル「このドアの奥がWENSCASINO。いつでもウェルカム」

ラシェル「お魚君わね」

ああそうかよ――。


ラシェル「同じポーカーならここでいいよね。ねえ。テキサス・ホールデムポーカー。ルールは知っているかな?」

正明「ッハ。白々しい。今オレが遊んでたのどっかで見てたんだろ?」

ラシェル「気持ちよくないじゃないか。後からゴネられるの」

ラシェル「ほら、2のワンペアが一番強い団地ルールとかボク知らないしね」

一々煽ってくるなあおい……!


今は二人きりでなく、ギャラリーがこうやって集まっている中で、だ。

単に性格が悪い……より、ここで煽る意味。

このギャラリーの多さだ。売り言葉に買い言葉大好きな相手は、通常負ければ二度とこの店に足を運ばないと思われている。


ってことはズバリ、目的はレートの限界までの引き上げだろう。

正明「……」



●【選択肢019:ラシェルの目的を理解した上で】

A.こいつの意図に乗って殺してやる

B.あくまで今は負けてもいい



●A.こいつの意図に乗って殺してやる

得とか損とかじゃねえだろ――!

こっちは煽りに煽られ、ビールまでかけられてんだ。

舐められてる――舐めてんだよ、このガキ!

オレは竹原正明だ。

オレは、オレを煽るヤツを絶対に許さない――!



●B.あくまで今は負けてもいい

対してオレは、ラシェルには負けていい。

あくまで条件ではあるが、ギャラリーが大量にいてかつ大金を簡単に使うカモの印象を大勢に植え付けること。

そう。周りを見ろ。こいつらはラシェルをボスとしてではなく、あまり快く思っていない連中だ。

それも、ポーカーが好きな。

こいつらの前で「ボクはカモです」と紹介ができれば、舌なめずりをしてオレをしゃぶりにくるだろう。


ラシェルには今負けてもいい。その対価として、周囲のポーカープレイヤーと仲良くなれるなら資金的には悪くない。

今は。


このガキはいずれ皆殺しにする――ッ!


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