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CRポーカー物語~エロゲ版~  作者: 河島アドミ
二章:プリフロップ(preflop)

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第九話『お前を殺す』2/2

正明「ん……」

目が覚める。腕の中にある感覚と良い匂い。


うっすらと目を開けると、眼の前には中出しOKの目が合った。


△【イベントCG018・史上最悪の落書き】

正明「ブフッ!」

斬「あ……」

反射的に弾けようとしたが、次の瞬間全力でジャンに抱きついた。

斬「え……!」

そうだ。そうだよ。昨日この馬鹿そのまま眠って……!


待って待って待って待って。えー、あー、やべ。頭働かない。時間稼げ。ゆっくり整理しろ。


01.まずジャンが起きるじゃん?

02.次に洗面所行くじゃん?

03.鏡で落書き確認するじゃん?

04.刀出してお前の顔を削り取るとか言うじゃん?

05.ダメじゃん?


斬「ま、マサ……」

よしよし。この反応、こいつはまだわからない。


延命はできてる。ちょっと待ってろよ。

まずは……成功のルート探すから時間を稼がなければ。


正明「おはよう。昨日は凄かったな」

斬「え……えええええええッ!」

よしよしよし。意味不明なこと言って時間稼げ。頭よ働け。

まず、ここで重要なことは……


――タクシー代!


タクシー代は当然として、介抱代……いや、介抱代は無理だな。落書きしている以上これは切り捨てろ。

って金より命だろバカ!!!


顔の落書きだ。これがバレると殺されるから。えー……洗面所は行かさない。トイレもダメと。

斬「ま、マサ……ごめん、昨日って……」

正明「ちょっと待ってろ」

斬「あ……」

とりあえず抱きしめて顔を胸に埋める。っていうかダメだ。こいつの顔見たら吹く。


つーか家でバレた時点で部屋が滅茶苦茶になる。これは最悪中の最悪のパターンだ。まず家バレは絶対に回避すること。


次に外に逃げ出せたとしても、家が空いたままランニングだ……戸締まりすれば、まあ……まあ、イヤではあるが及第点か。

理想としてはこいつが自分の顔確認する時に、オレは側にいないこと。これがベストシナリオだ。


斬「ま、マサ、少し苦しい……」

正明「うふふ、子猫ちゃんめ」

やべえ、何言ってんだろうオレ。


よーしよし。ちょっとは落ち着いてきた。

まずは昨日の流れをベッドの上で説明する。

次にタクシー代をもらう。金は後でもいいのだが、今すぐ寄越せと言う方がオレらしいはずだ。

鞄は玄関にあったはずだから、ベッドに座らせたままそれを持ってくる。

そして一緒にコンビニに行こうと誘い、どこかで解散。

家の中は安全。後日バレても知らぬ存ぜぬで通す。


よし!!! これだ!!!


正明「ジャン……」

ゆっくりと引き離すと一夜を共にした女性の瞳を捉える。

正明「ブフゥッ!」

正明「ゴフッ! ゴホッ! ……ごめん、ちょっと風邪引いたみたいだ」

斬「大丈夫かい?」


ええい、笑うなオレ! ここが正念場だぞ!

斬「えっと、その……単刀直入に、聞いていいのかな」

斬「ボク、昨日マサと……」

斬「……」

斬「何をしたんだい……?」

言いたいことはわかる。男と女が同じベッドで寝てて、昨夜の記憶はない。そういうことだろう。


正明「ジャンが牛丼屋で突然眠ったんだよ。んで、オレの家が近いからそこに介抱した」

斬「あ……」

正明「そんでオレの洋服掴んで放さなかったから、そのままベッドで眠ったんだ。大丈夫。何もしてないよ」

斬「そう……なんだ」

身体離れてから思ったけどおっぱいでかいよな。モチにもちょっとぐらい分けてやれよ。


そういや近藤さんの店にいる美香ちゃんってこれよりでかいのかな。っておいおいおい。雑念どっかいけ。

斬「すまない、その……迷惑をかけた」

正明「本当だよ。ま、過ぎた事はいいだろ。過ぎた事は、お互い水に流そうぜ。な?」

斬「……うん。そう言ってくれると助かる」


言ったな。言ったからな。オレこの言葉を引き出すために言ったんだからな。絶対覚えてろよ。


正明「後になってあーだこーだ言うのは無しだろ。つっても、タクシー代だけはもらっていいか?」

斬「ハハ、うん。それはもちろんボクが払う」

そう言ってベッドから立ち上がろうとするジャンを腕で抑え込む。


斬「……?」

正明「ちょっと見られたくないものもあるから、待っててくれ」

斬「う、うん……」

わかってくれたのか、その場から動かないでくれた。


玄関にあるポーチを斬に渡すと、財布から2,000円をくれた。

斬「フフ。マサのそういう誠実な所、良いと思う」

流石に友達いきなりレイプするとかはねーよ。


斬「財布からお金取らないんだね」

ムカつくなこのクソ女ッ!


正明「コンビニ行くから、一緒に出ようぜ」

斬「うん!」


外に出るまで、そして出てからもずっと鏡の類がないかヒヤヒヤして隣を歩く。

その後は驚くほど上手くいき、駅でジャンと別れた。


二時間後に携帯に届いたメッセージにはこう記されていた。









『お前を殺す』

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