表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
CRポーカー物語~エロゲ版~  作者: 河島アドミ
二章:プリフロップ(preflop)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/286

第四話『全ての骸に祝福を――』1/2

◆【自宅玄関】

正明「たーだいまっと」

木葉の絡みにおっぱいのバカにバイトの初日に、今日は色々あったな。

あー、今日も飯がねえ。

頭働かねーし、シャワー浴びて寝るか……。


ガチャン。


△【イベントCG002・チェーンからカツ丼を伺う望代】

正明「……」

主の帰宅を拒絶するドア。

鍵はかかっていた。なので泥棒の心配はない。


問題は銀色のチェーン。


正明「……おい」

おい、これ前にもあったぞ。

働かない頭をフル回転させる。

正明「……」

残念ながら可能性は一つしかない。


アレだ。

考えうる最悪のケース。


正明「ぶっ殺すぞクソメンヘラあああああああああああああ!!!」

叫ぶと同時に奥でガラガラと崩れる音がした。


それからしばらくして。

望代「おいウジ虫。お前今何時だと思ってんの? いきなり大声とか常識ないし」

正明「……」

この顔を見るだけで酸素が薄くなる。


正明「オレ今日マジで疲れてるんだけど」

望代「は? モチが知るかよ」

金属バット。金属バットないかなー金属バット。オレが動けなくなるまでこいつの頭をフルスイングし続けるんだ~。

望代「くふふ。そうカッカするなし」

どうしたらこんなムカつく顔できるんだろうな。っていうか相変わらず笑い方キモいな。

望代「竹原と喧嘩しにきたんじゃないし。今開けてやる」

え、なんでこいつこんなに偉そうなの。マジでぶっ殺していいの?


ドアが閉まって、がちゃがちゃとチェーンを外す音が聞こえる。

望代「空いたし」

力任せにドアを引っ張ると、一本の鎖で阻まれた。

望代「うっそーん」

正明「ぷわあああああああああああああ!!!」

もう殺す! なにしてんのこいつ人の家で! 色んな奴居るけどこいつが別格にムカつくの!!!

望代「今開けたら~、モッチーにひどいこと……するぅ?」

正明「しゅるうぅ!!! 膝蹴りしてジャイアントスイングするぅ!!! 眼球にたばしゅこ入れりゅうううう!!!」

望代「おい、ちょっとは隠せよ」

正明「今日マジで疲れてるんだよ!」

お隣さん「……」

出たよ。出やがったよ。


望代「受け取れよ」

小さな声で僅かな隙間から出してきたのは――五千円札。

望代「竹原お金好きだろ? な?」

正明「……」

何が目的かわからない。目的はわからないが、少なくともこの五千円でやりたい放題するのは目に見えている。

望代「野宿するか、モチの家賃受け取るか選べよ」

選択肢はない以上、こいつの提案を受け入れるしか……。

正明「家賃……?」

望代「ん」

当たり前のように頷く。

望代「仲良くしようぜ」

こいつと? 仲良く? はあ? つーかマジで住むつもりかよ?


しかし人間不思議なもので、目の前にお札を出されると無条件で受け取ってしまう。

望代「ん。受け取ったなら入っていいぞ」

偉そうに中に案内されると(オレの家)リビングから椅子引いて(オレの椅子)座れと促す。


望代「なあ。最近どうよ?」

正明「……」

なんだその大学生に上がったばっかのカスみたいなフリ。

望代「言わなくてもわかるし。クソ原、モチがいなくて毎日寂しかったろ?」

正明「んーん。全然」

もう本当に。つーか居たのかっていうか、顔も見たくなかった。

望代「照れるなよ。こっちまで照れるし」

テレビの前のみんなに説明すると、こいつは都合の良い解釈をしているんじゃない。

こっちが一ミリも照れてないのを理解していて、尚都合の良い解釈で話を進めているだけ。


望代「う、ううう……」

望代「竹原に会えてよかった……本当に、この半年間、ずっと竹原に会いたかった……ううううう……」

望代「(チラ)」

正明「……」

望代「チッ……」

舌打ち聞こえてんぞ。


望代「はあ。もういいよめんどくせえ。腹減ったし。飯」

てめえこそもうちょっとぐらい隠せよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ