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第九話『四光院斬の興味』1/2

☆偽善ポイントプラス以上+斬高感度一定以上

??「マサ」

あん?

まるで天から声がしたような……

正明「うわあああっ!」

斬「マサ。今の子なに?」

正明「どっから降ってきたてめえ!」

斬「そこの屋根。マサ。今はボクが質問している」

こえーよ! 四光院斬こえーよ!


自称屋根から振ってきたと言い張る斬は、何事もなかったかのように振る舞う。

斬「デート行くの? マサ。あの子は幼児体型じゃないしお金を持っているようには見えないよ」

正明「……」

ああ、こいつ……身内の方が100倍面倒なんだよな……。



正明「あのな、ジャン。ハッキリ言うけどお前失礼だからな」

あといつの間にかロリコンキャラにしてるけど全然ちげーから。


お金が大好きキャラにしてるけど全然……

全然……。

正明「……」

見上げると、それはそれはキレイな青空だった。


斬「マサ。今まで黙っていたんだけど聞いてほしいことがある」

決意を胸に、斬は一歩近づいた。


斬「ボクね。こうみえても――」

斬「――実家が山を持っているんだ!」

誇らしげに立派な胸を張る。

正明「……」

斬「……?」


斬「あ……ッ!」

と、気付く!


斬「結構な資産価値がある……」

斬「可能性がある……」

正明「……」

こいつさあ……。


正明「まさかとは思うが金持ってるアピールしたらオレが欲情するとでも思っているのか?」

斬「マサはその……その……性処理的な事、その、渋沢さんでした事は……」

正明「ねーよ!!! どんな性癖だよオレ!?」

もしかしてオレの周りで一番常識ないのってジャンって仮説が生まれたぞ。

と思ったが、すぐに他の面子(望代)をすぐに思い出しその仮説を撤回した。


斬「マサ、カツ丼好きだっけ?」

正明「別に」

斬「……」

斬「あの子の気を引くために話をあわせた……マサに限ってそれはない。それなら、カツ丼など小さいものから奢らせて、やがて洋服やブランド品を……」

正明「失礼だぞハゲ」

斬「……」

さっさと戦略立てるか。

チッ。最近情報収集ばっかでろくに博打できてねーよ。



斬「マサはボクともデートするべきだと思う」

正明「……は?」

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