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就任!第407世界担当神

初投稿です。よろしくおねがいします。

 「四隅来人、あなたを第407世界の担当神に任命します。」

 

 大きな声が天界中にこだまする。

 「承りました。ファルムス様。」

 

俺こと四隅来人は今猛烈に冷や汗をかいている。それは今、来人がいる天界の最上階にある最高神ファルムス様の部屋の荘厳さがそうさせているのだろう。びくびくしながらここを出ようとする来人。でも来人は後悔はしていなかった。たとえ今から天界のすべてを敵にまわすことになったとしても。


 「はーながかった。」

 来人は自分の実家である神社に帰宅するとふかいため息をつく。

 

ここで説明しておくと第407世界担当神とはこの世にはたくさんの世界が存在しその一つ一つに担当神がいるわけだが、そのうちの一人というわけである。また担当神の仕事は自分の世界の管理そして別の世界から人を転生させることもできる。ラノベでいうところの主人公と初めに出会いチートスキルをあたえたあと出番がなくなるアレである。来人はもともと実家がお祓とは名ばかりの地球の担当神の補助的なことをやってたということもあって必死に努力し担当神に任命されたのだ。 

 


 さてと説明が長くなったが来人が担当神になった理由それはーーー

 

 

「ラノベやゲームの不遇キャラを俺の世界で幸せにしてやるんだー。」



改めて決意を口にする来人。地球にあるゲームやラノベのほとんどは地球人の作った作品であるがほんの一部の作品は別の世界の担当神が自分の世界面白おかしく改変し、それを作品にして世の中にだしているのである。来人は担当神の存在を知った時からこういった他人の運命をもてあそぶ担当神の存在がゆるせなかった。

 


 さてそろそろ時間である。自分の世界へいかなければならない、担当神はいそがしいのである。そう思って家を出ようとする来人。家の玄関に行くとそこには家族が見送りにきてくれていた。 



「来人ちゃんがんばるんだよー」「お前の世界なんだ。きっと素晴らしいものに決まってる。気を抜いていけ」


相変わらずの笑顔で見送る母と思いっきりフラグを立てる父。


「うん。すごくいい世界をつくってくるよ。なんなら父と母を崇める宗教つくってこようかなー」


もちろんちょっとした冗談である。


「ああ、来人ちゃん、立派になってお母さん教祖になる準備してるね。」


「さすが我が息子だ。そしたら宗教に入ってくれる人にあんなことやこんなことをぐへへへへ」


母よなにを本気にしてるのだ?あと父、それはもはやフラグ通り越して死亡フラグだぞ?

来人は本気で頭が痛くなるのを感じながら家を後にして天界に向かうのだった。



 


 天界は荘厳な建物がいたるところに建てられていて、どの建物がどの世界の担当神のものなのか多すぎてわからない。ちなみに中心にあるひときは大きいのがファルムス様のものだ。その荘厳な建物群のはずれにあるさっきの建物には見劣りするが十分大きい建物が来人のものであり第407世界につながっている。

 

 来人が中に入るとそこには5人の人が中心の巨大な水晶をとりかこむようにすわっていた。このは水晶では第407世界のことがなんでも見れるらしい。


「来人先輩遅いです。もう私たちこの水晶でこの世界の予習しときましたから。」


「来人さんお疲れ様です。」


 先に話したほうが三条真紀、後に話したのがユミ。この二人を含め来人を含む6人がこの第407世界の担当執行部なのである。またこのうち地球出身は来人と真紀だけで6人とも来人が担当神になるための地球や天界での活動で出会った大切な仲間である。  


「ごめんって」

苦笑いする来人


「この世界について資料にまとめておきました。どうぞ。」


 相変わらず仕事ができるユミが資料を渡してくるしかし、、


「いや、初めては自分で見てくる。」


「え?来人先輩自ら世界にいくんですか。」


「そう」

 来人にとって初めての世界これだけは譲れない。


「じゃ、いってくるねー」


「待ってさすがに危ないでーーー」


 水晶に吸い込まれていく来人。なんか真紀が言った気がしたが聞こえなかった。

 

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