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豆知識にかかわる見解について

パリ五輪女子ボクシングにおける性別騒動への見解_その1_自分なりの考察について

作者: ふみた

今回のパリ五輪における女子ボクシングの

いわゆる性別問題、、(・.・;)


「男だから失格にしろ」「男子の側に出ろ」

「IOCは何も考えてないのか??」


なんて暴言で解決するような簡単な

話ではないんです。(。-∀-)


ってことを過去の小説制作過程で

色々と調べた立場から考察として

書いてみました。


この件に興味のある人は前提知識

とでも思って読んでみてください。

('ω')


 はてさてパリオリンピックも

 そろそろ最終盤です。

 (;´・v・)


 まぁドブ川を泳がせたり、

 宿泊施設に冷房がなかったり

 食事に肉が不足してたり

 置き引きが日常茶飯だったり

 問題山積みありき。

 (゜∀゜)

 審判なんかレベルが低すぎて

 笑うしかなかったです。(^^)


 が、それはさておき…



 今時点どんな優秀な審判にも

 差別意識のない賢人にさえ

 裁けないであろう問題が

 女子ボクシングでありました。

 (・.・;)



 それが性別騒動。( ゜n゜)


 女子ボクシング選手二名に

 男性的要素があるって疑惑が

 ついちゃったんです。


 しかも彼女らやたら強くて

 相手選手が逃げたりもしたから

 さらに問題になって、

 最終的には金メダルとって…


 おまけにトランスジェンダーの

 問題と一緒くたにされたから

 もう滅茶苦茶でした。(ーcー;)



 というわけで、(`・ω・´)


 この問題ちょっとだけ知ってる

 立場で書いてみます。。



 まず最初に当該2選手は…

 (・v・;)

 トランスジェンダーではありません。

 生まれた時から女性です。


 現時点の医学的定義においても

 生物学的に女性です。


 たまに「男子競技に出ろ」って

 意見も見られますが元々がそんな

 選択肢自体がないんです。


 …出られませんから。

 …出たいと言っても無理だから。


 知識人ならクビ必至の失言…

 というか無知発言です。

 暴言は控えろ、そのイチです。



 次にIOCへの批判は良いのですが

 「今まで対策してなかった」発言も

 はっきり言ってNGです。


 だってこの問題はもう半世紀以上も

 前から議論紛糾してますから。

 \(◎o◎)/!


 あと今回はボクシングですが、

 同じ体重で争うボクシングより、

 体格で有利不利のある競技の方が

 この問題は深刻ですから。


 男女の実力差は体の大きさを

 含めてのことですから。

 階級別の競技だからこそ今回は

 認められたんですから。


 それくらいは知っときましょう。

 暴言は控えろ、そのニです。



 それで当該選手も言っていた

 「無知な発言は控えて」っていう

 注意は済ませた上で…



 本題に入りましょう。

 (`・ω・´)



 今回の問題で考えるべきことは

 大きく4つと思います。


 1.半世紀前からこの問題はどう

  取り扱ってこられたか。


 2.一般的な女子選手との公平性を

  担保するにはどう線を引くか。


 3.失格にするのなら当該選手には

  どう伝えれば傷が小さいか。


 4.どういう条件なら女子競技への

  参加を認めてるべきか。



 ただいずれを考えるにしても、

 その大前提として…


 [XY遺伝子を持つ女性]。。

 (・n・;)

 とはなんぞや??


 これを知らなきゃお話にならない

 のでそっちを中心に話します。。




 人間(…に限らず生物のおよそ)は

 一個の受精細胞から始まります。

 ('ω')


 これが何万何億に分裂することで、

 受精細胞は胎児になります。


 ではどうやってその胎児の性別が

 決まっていくかというと、、、



 ① 生殖器官の元がへその横

  あたりに2つできる。

   (妊娠6週間頃)


 ② 性染色体にYがある場合、

   ①は精巣になる。

   なければ卵巣になる。

   (ごくまれに逆になる)


 ③ 生殖器官が完成する。

   (妊娠3か月頃)


 ④ ③は性ホルモンを出す。

   精巣は主に男性ホルモンを

   卵巣は主に女性ホルモンを。


 ⑤ ④の働きで胎児の心身は

   色々と変化する。



 だいたいこんなとこです。

 ('ω')


 たまに②で間違いは起きますが

 確率は10万分の1以下とか。。


 また精巣卵巣が正常にできれば

 たいして問題はありません。


 遺伝子型がXYでも卵巣があれば

 妊娠もしますし女子選手より

 競技力が上にはなりません。。


 遺伝子型がXXでも精巣があれば

 100%男性です。

 競技力も普通に男子です。

 さすがに女子競技に出場したい

 とは言いださないでしょう。


 まぁ遺伝子型だけで性別判定

 しようなんて無知な人がいると

 [XXの男性を探して女子競技へ]

 なんて暴論も出るのですが…



 とりあえず暴論は無視します。

 (`・ω・´)


 遺伝子で性別は決まらない、


 ってのは自認で性別が決まら

 ないのと同レベルの常識です。


 問題は⑤以降です。。

 (/・ω・)/



 女性ホルモンが働くと胎児には

 子宮や卵管などができます。


 股間の膣穴に産道が繋がります。


 骨盤が大きくなり出産に適した

 形状に変化します。


 脳細胞もホルモンに影響され、

 性質や性自認が女性的になると

 言われています。



 対して男性ホルモンが働くと

 まず第一になされることは、、

 (´・v・)


 精巣自身の移動です。(^^)


 精巣(睾丸)は熱に弱いので、

 体温の影響を受けにくいように

 薄皮一枚に覆われた状態で

 股間にぶら下がるのが通常です。


 だから精巣が股間まで移動すると

 玉袋ができてそこに収まります。


 あわせて竿と前立腺もできます。


 すると前立腺が股間にある膣穴を

 覆い潰してしまいます。(゜∀゜)


 こうして股間の形状は女児とは

 明らかに異なるのですが…



 これもし…(・n・;)


 精巣が股間まで移動しなったら

 その形状はどうなるの???



 これが今回の問題で考えるべき

 第一の要素なんです。。

 (;・∀・)


 どうなるかって当然…

 女児と同じ形状になります。


 玉袋もサオも前立腺もなくて

 膣穴はあるんですから。。


 見分けはつきません。(ーvー;)

 だから女児として育てられます。



 しかも驚くなかれこの発生確率、

 正確な数字かは分からないですが…

 (・n・;)


 女性1000人に1人だそうです。


 もしそうなら日本だけで6万人、、

 世界全体では400万人くらいいると

 考えていいでしょう。。


 性転換した人より遥かに多い。

 あなたの家族友人知人にいるかも。

 いや、貴女自身がそうかも。。


 なのに…殆ど知られてない。

 ( ゜N゜;)


 今回の五輪で初めて知ったなんて

 人もいるくらいです。



 ではなぜ知られてないか??

 そもそもなぜ⑤のところでそんな

 高確率で間違うのかというと、


 答えは今回の件で報じられてる

 アンドロゲン不能症、、


 細胞レベルで体が男性ホルモンの

 受容力が低い…

 または受容しないのが原因です。

 (・ω・)



 というのもホルモンというのは

 生物の心身を大きく変えてしまう

 劇薬だから。(・n・;)


 細胞には受容するべきホルモン、

 受容すべきでないホルモンを

 判別するフィルタがあるんです。


 このフィルタに不具合があって、

 本来ならば受け入れて当然の

 男性ホルモンを受け入れないのが

 アンドロゲン不能症。


 およそ細胞1000個に1個くらいの

 確率で発生するそうです。。



 まぁでも人間の細胞ってのは

 何十兆個もありますから、

 (;´∀`)


 そんな不良細胞が0.1%の確率で

 紛れてても問題ないでしょ、、


 って声もありますが…



 その不良細胞が…(・n・;)

 受精細胞だったなら???



 体中に何十兆の細胞があっても

 元は一つから分裂したもの、、


 最初が不良細胞ならその特性は

 全ての細胞に引き継がれる。。



 そう…それが、、

 アンドロゲン不能症です。


 では全細胞が男性ホルモンを

 受容しなければその男児の

 人生はどうなる????

 \(゜ロ\)(/ロ゜)/



 まず胎児の段階で精巣は股間に

 移動しません。(・.・;)


 だから股間形状は女性です。


 この形状で生まれてきた人間は

 2024年現在の生物学的医学的

 見地においては女性です。


 競技者としての議論はともかく

 生物学的なとこを否定したら

 庇いようのない差別になります。


 覚悟して物申して下さい。

 (`・ω・´)



 さらに脳細胞にも男性ホルモン

 働いてくれません。。


 しかも細胞は体内に僅かにある

 女性ホルモンには反応します。


 性自認や男らしさ女らしさは

 幼少期までのホルモンバランス

 でほぼ決まりますからね、


 男性ホルモンの働きがゼロなら、

 一定量の男性ホルモンが働く

 通常の女性以上に女らしく育つ

 って道理なんです。。(ーvー)


 だからこの症状の女性の多くは

 モテるんだそうです。(^-^)



 それでやがて中高生です。

 

 運動部に入る子もいます。

 そうなりゃ女子競技に出場です。


 おそらく高校総体とかにも毎年

 何人も出てるでしょう。('ω')


 では…(・.・;)


 県予選を勝ち抜いて全国上位に

 入賞する選手はどれくらい??



 意外なようですが、、

 ほとんどいないそうです。

 (・n・;)


 だって男性ホルモンがほぼ働いて

 いないんだから、、


 成長ホルモン量は男性相当だから

 女性としては高身長で骨太になり

 がちですが優位性はそこまで。


 筋力レベルは女子と同等以下。


 だからほとんどの子は将来的にも

 女子トップ選手にはなれません。



 じゃぁ女子競技に出しても問題は

 ないのでは??


 ってなりますよね。(・v・;)


 実際に殆どの選手は問題ないし、

 疑われもしないんです。。


 ただ、、、



 このアンドロゲン不能症…

 (・n・;)

 症状が改善することがあります。



 アレルギーに似てます。


 幼少期は全く食べられなかった

 卵や牛乳を成長の過程で

 受け入れられた人と近い事象。


 細胞の男性ホルモン受容率が

 上がることもあるんです。



 とはいえもちろん100%受容

 できるわけでないから、

 競技力で男子には勝てない。


 個人差はものすごく大きい。

 確率的統計もない。


 さらに面倒なことにコレ…

 現代の技術では計測できない。

 ( ゜N゜)


 男性ホルモンの量は計測できても

 それをどれくらい受容できるかは

 正確には調べられないんです。。



 全く受容できないまま一生を

 過ごす人は死ぬまで女性以上に

 女性らしいです。。


 少しだけ受容できた人は少しだけ

 男っぽく見える女性です。。


 けど常人レベルで受容できるに

 まで改善された人は…


 かなり男性的な女性です。。

 (/・ω・)/

 


 とはいえそれでも殆どのケースで

 胸も膨らんでるし女性らしさも

 端々に残っていますし、

 股間形状は女性そのものです。


 まして運動選手としての評価は

 体育会系の筋肉質な女性が

 比較の対象者になりますから。


 裸になったって性別を疑われる

 ことはまずありません。


 だから普通に女子選手になります。



 けど…そのレベルまで緩解してれば

 筋量は女子標準を上回る。


 成長ホルモンは男性相当だから、

 身長と骨格は標準女性よりも大きい

 いわばモデル相当。。


 そうなりゃ強豪チームに誘われたり

 五輪の候補になることもある。


 けどそこで本格的にトレーニングを

 すると性別とは無関係に誰でも…



 男性ホルモン分泌量が上がります。

 (゜∀゜)

 ホルモンの受容率も上がります。



 だって人間は環境にあわせて

 自身を進化させる生き物、、


 競技に勝つという意志の力で

 自分自身の心身を強くすること

 ができる生き物ですから。。



 もちろんこれが普通の女性なら

 女子アスリートの範囲内での

 体力強化に収まるのが道理です。


 けど…(・c・;)


 体内に精巣がある女性の場合は

 その範疇を超える。。


 競技を始めた頃は周囲の女子と

 同じような感じだったのが、

 同じ環境下で世界レベルにまで

 鍛えられた頃にもなると、、


 体力も実力も見た目も周囲とは

 同じでなくなることがある…


 らしいんです。(/・ω・)/



 とはいえ…(・n・;)


 仮に[女性ではないかも]って

 疑念が出たとしてもどうやって

 調べますか??

 どうやって結果を告げますか??


 いきなり「あなた実は男性です」と

 告げられる女性の精神的ショックは

 小さくないですよ。。(;´・n・)


 自殺者も相当数いたそうですよ。


 命を守るという意味では、

 ボクシングの試合以上の危険が

 そこにはありますよ。。



 あと念のため付け加えますが…


 これは男性並の筋量をもつ隆々の

 女子アスリートに限った話では

 ありませんよ。(。・ω・。)


 初潮が来ないと悩んで婦人科を

 訪れた無垢な女子中高生や…


 妊娠しないから夫婦で産婦人科を

 訪れた妊活女性に対しても…


 全く同じ対応が必要だってことを

 理解していますか??^_^


 無垢な女子中高生や新婚の奥さんに

 「あなたは男です」と言えますか?


 

 つまり仮に事実を告げるのなら

 最大限の配慮が必要になる。


 だから現代ではこの症状である

 ことがわかった女性には

 原則として以下がなされます。



 ・貴女の生殖器官は正常機能して

  おらず治らないと告げる。


 ・子供は諦めてもらう。


 ・機能不全の生殖器を放置すれば

  癌化すると半ば脅す。


  ・それを理由に生殖器の除去手術を

   思いっきり強く勧める。



 つまり…(・n・;)

 本人に事実は告げられません。


 ウソではないけど真実でない言葉で

 男性の痕跡を除去するんです。


 生殖器を失った女性は何の疑いなく

 女性ホルモンの投与を定期的に

 受けることになるから、

 本人はまず一生気づきません。


 それゆえに現代では、、



 不用意に本人に性別を告げること

 自体が医師法違反です。( ゜Д゜)


 その事実を世間に公表するなど

 超ド級の人権侵害です。


 ネットに「男」と書き込むなど

 差別なんてレベルじゃない。


 訴えられたらボロ負け必至です。

 \(◎o◎)/!



 あと本人も周囲もこの時点で

 事実なんか知りません。

 殆どの当事者は本当の性別を

 知らずに生涯を閉じます。。

 ( ̄◇ ̄;)


 せっかく上手いこと言って

 気づかせないまま男性の証跡を

 隠滅してる医師もいます。



 だからアンドロゲン不能症…


 世間にあまり知られては

 マズいですよね。( ̄∀ ̄)


 だってこれが常識になれば、

 本人も周囲も気づきますから。


 本人に疑われたら医師は

 隠し通すの不可能ですから。


 だからマスコミとか教育機関が

 この件をとりあげることは

 ほとんどないんです。(。・ω・。)

 


 そういうデリケートな部分も

 踏まえた上で、、


 やっと最初に戻ります。


 まずは…歴史です。

 (/・v・)/


 この問題は最近に降って湧いた

 問題ではないですから。



 実は体つきが男性的ゆえに

 男性と疑われていた女子選手は

 かなり昔からいました。


 1930年代のオリンピック女子

 陸上金メダリストがその死後、

 遺体を解剖したら体内に睾丸が

 見つかったとやらで騒ぎに

 なったこともあったそうです。



 それじゃ不公平だ。

 (。・ω・。)

 ってことで1968年の五輪から

 セックスチェックが行われる

 ようになりました。('ω')


 ただ…(・n・;)

 当時の検査は遺伝子検査のみ。


 技術的にはかなり杜撰。

 しかも疑われた時点で即失格。


 銅メダルを獲得して喜んでいた

 女子陸上選手が表彰式直前に

 事実を告げられて永久追放処分

 なんてのもあったそうです。


 自殺した選手もいたとやら…


 さらに1980年代頃になると、

 遺伝子の型だけでは競技力の

 有利不利は語れないってことも

 わかってきました。


 というわけで、(;´・ω・)



 セックスチェックは1996年を

 最後に廃止されました。

 (・n・;)


 現在のIOCは男性ホルモン量の

 チェックは続けてますが、

 DNAはチェックしてません。


 とはいえもちろんこの問題が

 なくなったわけではない。


 では1996年以降はどうやって

 男女を分けてるかというと、、



 見た目です。( ゜Д゜)


 審判員が選手の見た目で男女を

 区分してるんだそうです。


 つまり…かなりいい加減です。

 (;´∀`)



 ちなみに今回の女子選手の場合

 現代の見た目判定では…(・n・)


 まず間違いなく女子です。


 一部には[誰が見ても男]って

 書き込みもありますが…


 股間の形状が女性で胸もあって

 筋肉があの程度の人を男性だと

 公式判定なんかできません。


 責任のある人間は[誰が見ても]

 という表現を使いません。



 つまり見た目判定はいい加減、

 (・n・;)


 というより非現実です。



 しかも見た目が基準になった

 あたりから増えてきたのが、、


 トランスジェンダー。

 ( ゜Д゜)


 見た目で判定する限りは、

 手術で[股間の見た目だけ]を

 変えた元男性までをも…


 女子に区分しようって無茶を

 LGBT団体とかが言い出して…

 "(-""-)"


 それでついに2004年…



 性転換した元男性に女子競技の

 出場資格が与えられました。

 (;一C一;)


 もう…滅茶苦茶でございます。。

 (。-∀-)



 とはいえ当時の基準は現代と

 比べればかなり厳格、、

 (・n・;)


 ちゃんと手術してホルモン量も

 それなりに厳しい基準が設けられ

 二年間の出場停止の義務がある

 などなどあって、、


 それなりにフェアだったんです。

 ('ω')


 ぶっちゃけ当時の基準なら元男が

 女子メダリストになるためには、

 男子としても国際レベルの地力が

 なければ難しかったでしょう。


 だからかその後も2021年東京まで

 五輪女子競技に元男性が出場する

 ケースはありませんでした。



 けど…(・n・;)

 相手は無敵のLGBT団体。


 [差別だぁ!]と叫べばどんな無茶も

 通せてしまう最強人権団体。。

 (/・C・)/


 それで2020年ごろには未手術とか

 ホルモン基準も満たさないとか

 一年も待たずにOKとか、、


 つまりほぼほぼ手つかずの男性が

 女子競技でボロ勝ちできる基準に

 作り変えられて今に至ります。。

 (;´∀`;)



 そりゃたしかに元男性を女性の

 標準水準のホルモン値にしたら

 健康には非常に悪いです。


 トランスでもそこまでする人は

 滅多にいません。


 だから現在のトランスで女子の

 競技に出てる人は普通の女性より

 はるかに甘いホルモン数値で

 出場OKとされている…


 ってのが最大の問題なんです。


 

 あと付け加えとくと…(・n・;)


 元女性が男子競技で勝つとしたら

 それ以上の大問題ですからね。。


 だって女性が性別移行する際には

 男性ホルモンが必須だから。


 男性ホルモンを投与した時点で

 ドーピングで失格って基準は絶対

 遵守しないといけませんから。



 だってもしこれを守らなかったら

 どうなるか想像してください。。

 (`・ω・´)


 男性ホルモン量の上限基準がない

 男子競技にホルモンを無制限に

 投与した元女性が出てきたら、、


 五輪で名を売りたい国や組織が

 その威信にかけて元女性を

 強化サイボーグに改造したら…


 元女性のトランスが男子競技で

 勝つとはそういうことです。


 冗談でも奨励しないでください。

 (=゜ω゜)ノ



 と少し横道にそれましたが…

 (・n・;)


 

 ここからが最大の問題、


 今回問題になった女子選手と、

 一般的な女子選手との公平性を

 担保するにはどう線を引くか。

 です。(`・ω・´)



 先ほどまで書いてる通りこれには

 ものすごく制約が多いんです。


 まず[見た目]では無理です。

 (/・ω・)/

 ルール通りに見た目で解釈すれば

 あの二名は確実に女子選手です。。


 [遺伝子]なんてもっと無理です。

 (´-c-`)

 [XX]遺伝子を持つ男性は今回の選手

 と違って男性そのものですから。

 地力が違いますから。

 たとえ10万に1人以下でも女子競技

 崩壊させるには充分ですから。



 あと大事なのは一律性です。

 ( ゜n゜)


 だって彼女らの多くは予選に勝って

 五輪に出場してるんです。


 予選に参加を認められていた選手が

 何も不正してないのに本選では失格

 なんてあってはなりません。


 まして強くないうちはOK、

 強くなったから失格だなんてのは

 正気の沙汰ではない。(´-ω-`)


 線を引くのならルールに基づいて、

 全競技全試合全員に同じ基準で。


 どういう条件ならOKか明文化して

 全員を検査する以外にないんです。



 では…どう調べる??(・n・;)


 この件で問題になる選手の多くは

 中高で既に女子競技を始めてる。。


 つまりもし開始時点で失格という

 ルールを適用するのなら、、


 中高生を含む女子運動選手全員を

 検査する以外にはない。。



 けどもしそれやったら…

 (´-ω-`)


 女子運動選手の1000人に1人が

 競技力や見た目や筋力に関係なく

 事実を知らされてしまう。。


 周囲にバレるだろうしそうなりゃ

 イジメられるかもしれない。


 今は人権として認められている、

 [女性として生きる権利]を

 思いっきり侵害されてしまう。


 今回の女子選手だってその権利を

 侵害された被害者ですから。。



 つまり先に掲げた、


 3.失格にするのなら当該選手には

  どう伝えれば傷が小さいか。


 なんて無理なんです。( ゜Д゜)



 まぁ男性ホルモンの量が多いから

 失格って程度なら伝えてもいい

 かもしれませんけどね、、、


 マスゴミがいる限りは秘匿なんて

 相当に難しいことです。。


 まして当該女子選手がメダルでも

 とれば極悪人として世界に向けて

 報道されるでしょう。


 インターハイ全国出場程度でさえ

 卑怯者扱いされるでしょうね。



 つまり現実的でフェアな線引きは

 相当に困難です。(・n・;)


 …けど、(;・n・;)

 出場させるわけにもいかない。



 大多数のごく普通の女性が不利に

 なるルールなんて絶対にあっては

 なりませんから。(`・ω・´)


 少数者の権利も大事だけど、

 多数者との公平はもっと大事。。


 ではどうするのが現実的かは

 本当に難しいのですが、、、、




 私の意見としては…(・n・;)


 今のルールをさらに強化して

 管理機関と管理団体を増やす。


 男性ホルモンの上限値を今以上に

 厳しい値にして常態的に守って

 もらうしかないと思ってます。。


 実際に2021年の東京五輪では

 そうしてました。

 全種目でそうしてました。

 だから彼女らは大して目立たず

 問題にもならなかったんです。



 もちろんそれが彼女らには…


 すごく苦しく健康にも悪いことを

 強いてるのは承知してます。

 トランス女性なら体調不良になる

 レベルのホルモン投与が必要に

 なることも知ってます。。


 男性ホルモン量が同等ならば

 受容力の低い方が不利ってことも

 重々に承知してます。


 受容力を測れない以上は個別に

 ホルモン量を決めることは不可能

 とも知った上での提言です。


 従来なら女子より有利にならず

 女子競技に出場できている人まで

 弾き出すことも承知の上です。



 けど一方…

 この人たちが一般女性より有利に

 なる可能性もあってはならないと

 世間は考えると思うんです。

 (;´・ω・)


 線を引くなら厳しい側に…


 例外的に有利な人が出る可能性の

 あるルールはルールではない。


 本気で問題を解決したいのなら

 それ以外にはないと私は思います。



 そしてその基準はできるだけ下の

 カテゴリー、、


 最低でも五輪の予選会…

 できればインターハイあたりでも

 適用して欲しいんです。


 …事実を告げる必要はありません。


 規定に引っかかったとだけ。


 出産経験のある女性でさえも、

 男性ホルモンが多い人は規定に

 引っかかることはあります。


 つまりルールの適用対象は

 XXもXYも同条件。


 そういう人でも女性ホルモンを

 投与してバランスを整えれば

 女子競技には出場できるのが

 現在のルールですから。


 そういうことなら差別とまでは

 言えないはずですから。。



 とても哀しい結論しか出ませんが

 これ以外の結論もないと言うのが

 私の見解です。。(;´・ω・)




 あと蛇足ですが…

 (。-∀-)

 トランスジェンダーへの対応は

 簡単だと思います。



 ホルモン療法を始める条件に

 今後一切競技活動しないことを

 同意事項として加えればいい。

 (・n・;)


 だって彼らにははっきり選択肢が

 ありますから。


 競技に出たいなら体は弄らない。

 体を弄りたいなら競技には出ない。


 どちらかを選べるんですから。


 それで今の現役が引退した時点で

 完全に解決しますから。(ーvー)



 ただ…(・c・;)


 病気や事故で男性機能を喪失した

 人にはその選択ができません。。


 なぜなら彼らはホルモン投与なしに

 男子競技に出場することはできない

 事態に急に直面するからです。


 そういう人はどうすべきかは…


 全く別の議論が必要になりますね。。




とりとめもなく書きましたが…

(・v・;)


この問題を小説サイトで書いてきた

人間としての考察でした。


とりあえずは選手たちを尊重して

暴言を吐かず見守ること。

誰にも公平な線引きをすることを

第一義に考えて欲しいものです。

(*'ω'*)


ちなみに現在私が連載している

「空を飛ぶ鳥のように」では、

件の女子選手と同じ立場の

バレーボーラーも描いています。


こちらも読んでみてください。


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[一言] まさかこれほど複雑な問題だったとは…… やはり外野が騒ぎ立てるのは百害あって一利なしですね
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