表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/120

勇者の日記 十

(日記の年月は流れ、筆跡も変わっている)。



 ○月○日。


 僕が馬鹿だった。

 そうだ、頭のいない軍勢が、ロクなことをするわけがなかったんだ。

 人は魔物を私欲の為に狩りだしている。

 魔物は人を見境なく襲いだしている。


 誰か、誰かがまとめ役にならなきゃ。

 魔物や魔族を統べて、そして人の敵となるような大きな存在に。


 僕に、出来る?

 敵になる勇気が、僕に、ある?


 いや、俺がやらないと駄目なんだ。

 俺の守りたい、世界の為に。




 △日✕日。

(日付はごく最近のものが書かれている)。


 面白い奴が来た。

 自分は勇者だと名乗り、俺と話がしたいと。

 そう、あの少年だ。


 俺は――。



 ※



 ペンを置く。

 今日は少し楽しいことがあった、いや楽しい奴と出会えた。

 またこれから、忙しくも、騒がしい日々が来るんだろう。


 それを考えて口元に笑みが浮かんだ。

 俺たちにも、またああいった日々が来ればいいと俺は願っている。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 「Season 1」を拝読しました! フロイがめっちゃ、可愛いですね~。「ゆうちゃ!」←このセリフが凄く好きです。「勇者は僕が倒すんだ! でも……」という内心の葛藤にも、萌えます。 勇者…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ