僕の夢
何をしたかったのかって
時々考える
たまにそうしないと
僕は色々忘れてしまうから
あぶれてしまったその先で
落ち零れたその先で
成功して
世間に認められて
称賛されて
見返したかった
同じように虐げられた人たちに
僕らは間違っていないって
だから絶対に大丈夫だって
誰からも望まれた訳でもないのに
叫んで希望や光になりたかった
でも現実はちゃんと厳しさを教えてくれて
僕は今でも落ち零れたまま
必死やってきたの必死は
あくまで自分なり
これしかなかったって決意は
ただの逃げ
そう切り捨てられて
何も言い返せず
本当にキツかった
苦しかった
時間をかけて
どうにか
ここまできたけれど
今も変わらず
社会の底で蠢いているだけ
甘えて逃げてきたんだからって
浴びせられてきた罵声を
人生をかけて肯定しているだけ
無理だって分かったのに
足りないって教えられたのに
僕は失敗して
もう次は無いって
一生ここだって
ちゃんと現実を受け入れたふりして
実は今でも機会を窺っている
もうこないって分かってんどけどさ
もう後悔しても遅すぎるんだけどさ
僕である必要はないし
他の誰かがもう
もっと格好良くキレイにやってるんだろうけど
僕が勝手にでもやっていたいんだよ
今だって認められたい見返したいってのは
もちろんあるけど
それだけじゃなくて
僕らは絶対大丈夫だって
どうせ無理だって笑われて馬鹿にされても
すがれるなにか一つを信じ続ければ
道は切り開けるって
散々
失敗しかしてこなかったのに
僕は今でもまだ
証明したいって
心のどこかで
諦めきれず思っていて
それを叫んでいたい
ずっと
これまで笑われてきた分だけ
これまで浴びせられてきた心無い声の分だけ
あの日の僕みたいに動けなくなってしまった人へ
ここからでも
夢は見られるって
叶えられるって
やっぱり僕は