第三話:メタフィクション
彼と奴は森を歩いて居る。その狼はエルベートと云うらしい。
魔王の下っ端魔族らしく、こき使われて居るみたいだ。
エルベートは何故か震えながら彼の隣を歩いて居た。
「ぼあー。」
「え、何だ? 急に空何か指して……。」
彼は立ち止まる。そして、急に空を指差した。そんな彼をエルベートは見詰める。
「なかあう‼︎」
「……何か有る? 何も無いじゃないか。」
彼は空に向かって指を差す……あれ、ちょっと、指してる方向違くない?
って、え? 私⁇ 地文の私の事を指してるの⁇
え、ちょっと待って? え、待って? 何々? こんな話聞いて無いよ、私。
え、ちょ。何これ⁇
……えっと、時間を止めて、っと。ちょっと作者呼ぼう。
──作者ー‼︎ ねぇ、何これ‼︎ 何で物語の登場人物が私達メタな存在に気付いて居るの?
おかしくない⁇ 地文に何て気付いて良い訳無いでしょ?
「あー……多分ね、私が本当に彼を馬鹿みたいに書き過ぎた弊害だね。
ほら、馬鹿と天才は紙一重と云うだろう? そゆこと。」
──いやいやいや、おかしいでしょ‼︎ 作者なら自分で自分のキャラクター位管理してよ‼︎
「だってしょうがないじゃん。私、物語作ってるとキャラクターが勝手に動くんだもん。」
──それ作者として致命的過ぎない⁇
「まぁ、そう云う事だから。頑張って。」
──頑張って、て‼︎ おーい、おい作者ー‼︎ 鱗雲之ー⁉︎
──何よもうあの阿呆作者‼︎ もう‼︎
もう、どうすれば良いのよ……取り敢えず、進めるしかないかな……はぁ。
アイツ、後でぶん殴ってやる‼︎
じゃあえっと……時間を進めて……っと…………。
「ぼあー。」
……えっとね、莫迦さん。貴方、今越えちゃいけない壁を越えてるの。
私は地文、って言って、小説や語り物でね? 会話文以外の事を云うの。
つまり、私は小説等で状況や状態を伝える役割が有るの。
で、地文はね? 基本登場人物がツッコンじゃいけない所なの。
だって、小説が成り立たなくなるじゃない。今ほら、きっと読者困惑してるわよ?
ね? だから私とは会話しちゃいけないの。分かった?
「ぼえ?」
ぼえ、じゃなくて‼︎ ほら、戻りなさい‼︎ 物語に‼︎
こっちの世界に踏み込んで良い人じゃないの‼︎
「お、おう……地文さん? 何か……大変ですね……。」
貴方まで喋って来ないで‼︎ もっと大変なことになるでしょ‼︎ もう‼︎
「ぶあー。」
って、ちょっと‼︎ 私を触らないで‼︎ 地文が滅茶苦茶に成るでしょう⁉︎
あぁ、もう‼︎ おいっ⁉︎ このっ⁉︎ あっ‼︎ やばい‼︎ 落とした‼︎
それはキーボード─よ‼︎ キーボード‼︎ 小説の執筆に必要なキーボード‼︎
それを弄ったら、物語が‼︎ あぁ、もう‼︎ なんで作者はこんなの置いて行ったの⁉︎
ちょっ、やめ──
s李jgルイうっふおエルfhうぇぐろうほうぐふぉうぇうあ;和えhr地を;グゥ亜hれうお笛wr宮ヱ愛f;ウェfほふ;っwfれぐはrふあr;ヱfgrうぇp3位hれfそいご;r時jh次3營クァwfそぐぃhjをふぁふぃう9陽ギオ亜wh不囲fふいわふふぇhふhふぁほfほt8p493うr0q;8thy309qw0y8t3「ヰ9う3位4hj3うrーq「卯0r84ITWURQ「0hレグへ會うhぁ;おwふぇ‘伊ジェgくぁwせdrftgyふじこlp
ああああああああもおおおおおおお‼︎ ここまで私を困らせた人は珍しいわ‼︎
もう良い‼︎ 私帰るから‼︎ キーボードは返して貰うから‼︎
「あ、ちょっと‼︎ ちょっと待って下さいよ‼︎」
「……なぁ、どうするんだ? お前。」
「地文、居なくなっちゃったぞ?」
「ぼあー。」
「お前それしか言わないな……。」
【地文が居なくなってしまったので、ここらで馬鹿勇者の歌を挟みたいと思います】
ピロピロピー♪ ピロピロピー♪ ピロピロピロピロロー♪
じゃんじゃんじゃじゃん♪ じゃんじゃんじゃじゃんじゃん♪
じゃんじゃんじゃじゃん♪ じゃんじゃんじゃじゃんじゃん♪
ギュイーン‼︎ ギロロロロロロロー、ジャガジャガーン‼︎ ジャガーン‼︎
あぁ〜〜馬鹿な勇者は往く〜、何処ま〜でえ〜も(ジャンジャンジャガンジャンジャガジャン♪)
あぁ〜〜勇者は往く〜〜突き進〜め!
脳味噌が無くても! 脊髄反射でも!
進め! 進め! 進め! 進め〜〜(ジャンジャンジャガンジャガジャガジャン‼︎)
馬鹿と天才は紙一重! 馬鹿と天才は紙一重!
太陽が〜東に沈んでも進む! 進む! 進む〜‼︎
あー馬鹿勇者〜〜
じゃんじゃんじゃじゃん♪ じゃんじゃんじゃじゃんじゃん♪
じゃんじゃんじゃじゃん♪ じゃんじゃんじゃじゃんじゃん♪
ギュイーン‼︎ ギロロロロロロロー、ジャガジャガーン‼︎ ジャガーン‼︎
あぁ〜〜馬鹿な勇者は往く〜、いつま〜でえ〜も(ジャンジャンジャガンジャンジャガジャン)
あぁ〜〜勇者は往く〜〜突き進〜め!
メタに触れても! 一戦超えても!
進め! 進め! 進め! 進め〜〜(ジャンジャンジャガンジャガジャガジャン‼︎)
馬鹿と天才は紙一重! 馬鹿と天才は紙一重!
太陽が〜東に沈んでも進む! 進む! 進む〜‼︎
あー馬鹿勇者〜〜
馬鹿と天才は紙一重! 馬鹿と天才は紙一重!
太陽が〜西に沈んでも進む! 進む! 進む〜‼︎
あー馬鹿勇者〜〜(ジャンジャンジャガンジャガジャガジャン‼︎)
……はい。本当に息抜きで書いた小説なので意味も何も有りません。
只々バカやりたかっただけです。