序章
ハイファンタジー初投稿です。
設定など考えながら書いているので、抜けている部分などがあるかもしれません。
後々設定なども公開して行く予定ですので、楽しんでいただけたら幸いです。
では。
1.
序章
[祖龍、三頭ノ龍ヲ創造ス]
はるか昔、とある星にはまだ大陸が無く天と水だけだった頃の話。
七色に光り輝く一頭の龍が星を支配していた。とはいうものの、その龍以外の生命は存在しておらず、星と共にその龍が存在した。
その龍はのちに、始祖龍と呼ばれ人々に崇められる。
始祖龍は、己が力で三頭の龍を創造した。
と同時に天と水の境界に大地を創る。
そしてその三頭の龍をそれぞれ、
「天祖龍」「地祖龍」「水祖龍」
と名付け、天祖龍には天を与え、地祖龍には大地を与え、水祖龍には水を与えた。
始祖龍はこの時、三頭には仲良く過ごす事を言いつけ、己は星の最深部で眠ることにした。
しかし、三頭は言いつけを破りそれぞれを奪い合うために争いを始めた。
のちの、天変地異である。
異変に気が付いた始祖龍はすぐさま眠りから覚めると、三頭の龍をそれぞれの場所に封印した。
天祖龍は天の遙か彼方へと、
地祖龍は大地の獄へと、
水祖龍は水の深淵へと。
始祖龍はまた、星と共にあった。
始祖龍は孤独で、1滴の涙を流す。
その1滴が星に歪みを生んだ。
そのことを始祖龍は知らずに、星の最深部へと潜る。
歪みから生命が誕生したとも知らずに。
専門用語などは後々、設定などと共に公開していきます。
ある程度の説明は省いていたりするので、予めご了承ください。