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記憶

作者: ミル

少しずつ、記憶を遡って書いていこう。


思い出せるうちに、記録しておこう。あなたの事も、私の事も、あれからどうなってここまで来たのか?

どうしてこうなったのか?


いつか誰かの役に立つかも知れないし、明日、私が消えても。


あなたへの愛情や、回りの人への感謝も、書いておこう。

死人の気持ちなんてわからない。


何を思って、考えて生きたか?


書くことしか残せない。


書くことで私は残せる。


あなたはもう、何も出来ない。


生きている。


私は生きている。


あなたは、私のなかでは生きている。


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