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ディアボロス  作者: HEN
episode 1 イシュタリアの精霊王
22/71

0-22話  バウンティディヴィジョン  ヴァナティック邸の攻防  その21

今回は全然筆が進まないので焦りました。連休でよかったです。最近ネットが調子いいので嬉しいなあ。

だんだん書く事がなくなってきましたねw それでは22話の始まり始まり~。

ドイル機とグレイヴ機が空中で激しくぶつかり合い斬り結ぶ。その拍子に両雄の光のオーラが弾け合い。辺り一面に轟音と衝撃波が走る。


サンダースらブラッディファントム隊の隊員たちは思わず目を伏せる。


「な……なんだああああ!?耳をつんざくような轟音とあの不可解な光は!!?凄い衝撃だああああ!!目が……まともに開けられん!!」


ドイルが無邪気に笑いながらグレイヴに向かって叫び出す。


「教科書通りの動きしかできねえエセエリートが俺の剣捌きについてこられるかあああああああ!?そらそらそらそらあああああああ!!」


ドイル機は縦横無尽に剛剣を振るう。その余りの勢いにひとたび防戦一方になるグレイヴ。


「ぐううううう!!ちっ!!なんてバカ力だ!!力任せに得物を振るうだけが白兵戦じゃないって事を教えてやるぜ!!」


ドイル機の大振りの剣撃の隙を見極め、最小限の動きでハルバートランチャーを走らせ、ドイル機の頭部、胸部を斬りつけ確実にダメージを与えていくグレイヴ機。


まるで閃光のような連撃だが、ドイルは敢えてグレイヴを嘲笑する。


「ぐわっ!!?ちっ!!小賢しいぜ!!そんな腰の引けてる一撃なんか効くかよ!!!かすり傷もいいとこだぜ!!もっと気合いいれてかかってこんかい!!オラあああ!!」


グレイヴ機の隙をついた斬撃を物ともせず、お構いなしに剛剣を振るうドイル機。グレイヴ機はしっかりとハルバートランチャーを構え、その猛撃を堅実にガードするも余りの威力に構えがふらつく。グレイヴが忌々しそうに呟く。


「ちっ!!こいつザンバーを振るう度に一撃が強く、鋭く、重くなっていく!!」


ドイル機の剛剣を受ける度にグレイヴ機の隙がわずかに大きくなっていくのをドイルは見逃さなかった。


「流石に堅えじゃねえか!!勤勉なこって!!だがふらつているぜえ!!今にその亀みてーなガードをこじ開けてやるよ!!」


「ぬうううううう!!!!なんて一撃だ!!!こらえきれん!!!」


ドイル機のザンバーに光のオーラが収束する。渾身の斬撃がグレイヴ機に繰り出される。ハルバートランチャーを構えなんとか受けきるも、ドイルの猛攻は更に続く。


「それで終わりだと思うかああああああああああああああああああ!!まだまだいくぜええええええ!!オラオラオラオラオラオラオラ!!」


ドイル機の連続した剛斬撃の猛威がグレイヴ機を襲う。懸命にハルバートランチャーで一撃一撃をかろうじて凌ぐも、ついにグレイヴ機のガードがこじ開けられ無防備な状態を晒してしまう。


「しまったあああああ!!」


「もらったぜ!!!往生しやがれ!!このメガネ野郎がああああ!!!!」


ドイル機のザンバーに再び光が収束し、一撃必殺の斬撃がグレイヴ機に振るわれようとするその瞬間、グレイヴが激昂する。


「ドイル!!貴様!!詰めが甘いぞおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ガードが崩され無防備になったかと思われたグレイヴ機だが、即座に強烈な後ろ回し蹴りをドイル機の腹部に叩き込む。ドイルはグレイヴの意外な斬り返しに驚き絶叫する。


「何ィィィィィィィィィィ!!?ぐわああああああああああああああああああああ!!」


猛烈な勢いで吹きとばされ地面に叩きつけられるドイル機。思わず頭を振り、ラッキーに状況を確認するドイル。


「ぐうううう……!!あの野郎……!!舐めた真似しやがって……!!ラッキー!!ダメージはどんなもんだ?」


「すげえ鋭い蹴りだった!アニキあいつ喧嘩がつええぜ!?損傷率20パーセント!一撃でこんなダメージを……!まさに改心の蹴りってやつだ!!」


「へっ!!この世界で俺より喧嘩がつええやつなんざ存在しないんだよ!!見てろ!!今にあのクソエリートをぶっ殺して……」


「アニキ!!12時の方向に反応!!メガネ兄ちゃんだ!!あのメガネ兄ちゃんがすげえ勢いで突っ込んでくるぞおおおおおおおおおおおおお!!」


「ハッ!!来やがったな!!迎え撃ってやるぜ!!ラッキー!!あのクソメガネを捕捉してくれ!!」


「よしきた!!任せとけって!!ってえええ!?マルチレーダーが反応しねえ!!ジャミングされてやがる!!あのデスペラードにはジャミング機能が搭載されているのか!ステルス機能も使ってるみたいだぜ!!これじゃあどこから襲ってくるのかわかりゃあしゃねえよ!!」


「小細工三昧だな!!あのエセエリートの使いそうな手だぜ……!そうまでして俺に勝ちたいってか?いいぜ!わかった!俺が勘で狙い撃つ!」

 

「アニキ…!!勘ってなんだそりゃ……!そいつは無茶ってもんだぜ……!!」


「ラッキーよ!ブースターの音、フォースエーテルリアクターの駆動音、判断材料は余るほどあるんだぜ!!」


左足側面に収納していた大型のスナイパーライフルを取り出し颯爽と構えるドイル機。スコープをのぞき込むドイル。


徐々に迫りくるグレイヴはドイル機のスナイパーライフルを構える様子をあざ笑う。


「ふん!!こけおどしか!?やつのデスペラードのレーダーは既にジャミングされて使い物にならない!合わせてこのステルス機能!!目視すら敵わない!!その状況で狙撃だと!?ついに血迷ったかドイル!!!」


ドイルが意識を集中させ静かに呟く。


「……風の向き、張り詰めた空気の感覚、揺れるバーニアの音、フォースエーテルリアクターの駆動音……。ここだ!」


ノーモーション最速の動作でスナイパーライフルを撃ち放つドイル機。


即座にグレイヴ機の肩に命中し爆発する。一瞬ステルス機能が解除され、姿を露わにし制御できなくなり不規則に吹きとばされるグレイヴ機。ドイルの神業に天と地がひっくり返るほど驚くグレイヴ。


「なんだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」


オルブライトが目を見開き静かに呟く。


「まさに天賦……!!」


ラッキーもこの絶望的な状況下で見事グレイヴ機を捉え着弾させるドイルの技量に改めて脱帽する。


「すごすぎる……!!」


なんとか体勢を整え直しステルス機能を再び機能させ姿を消すグレイヴ機。だがグレイヴの動揺は隠せない。


「バカな……!!バカな!!バカな!!奴には俺の姿がわかるというのか!!俺の位置を把握しているというのか!?こんな事は断じてありえん!!!」


オルブライトは軽い錯乱状態のグレイヴに警鐘を鳴らす。


「グレイヴ様……!ドイル王子の狙撃の才。筆舌に尽くしがたいものがあります。このまま突撃なさるのは余りにも危険!戦術を改め直す事を提言致します!」


グレイヴは追い詰められた真剣そのものな表情を浮かべていたが、突然笑い出した。


「ふふふふふ……!!はははははははははははははははは!!」


オルブライトが首を傾げる。


「グレイヴ様……!?いかがなさいましたか?」


「面白い!!面白いじゃないか!!オルブライト!!奴が俺を狙撃してこようというのなら俺はその銃撃をかいくぐり奴に勝ってみせる!!!依然戦術の変更はない!!」


「(グレイヴ様……!!なんてお顔で笑われるのか……!!こんなに楽しそうなグレイヴ様を見るのは本当に久方ぶりでございます…)よろしいでしょう。グレイヴ様の覚悟。しかと受け止めました!デスペラードデュエル!!オーバーフルブースター更に増設!!グレイヴ様……!!わたくしの見立てでは機動力ではドイル王子のデスペラードより我々の機体の方が優っています!ご武運を!」


オルブライトのサポートAIとしての務めを果たすかのようにグレイヴのデスペラードデュエルが更に変形しブースターが増設される。


グレイヴは自身の意志を汲んでくれたオルブライトに感謝の念を込める。


「恩に着るぞ!!オルブライト!!俺とドイルとの戦いに!!!こんなものは も う い ら ん!!!」


ジャミング機能とステルス機能を解除して姿を現し、猛烈な勢いでドイル機に迫ってくるグレイヴ機。グレイヴが叫ぶ。


「さあ!!ドイル!!撃ってこい!!撃ってくるんだ!!!俺を仕留めてみせろ!!!!おおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ドイルは意を決した様子のグレイヴを見て驚嘆の念を隠し切れない。


「あの野郎のあの覚悟……!!エリートのボンボンかと思いきやさては一皮むけやがったな?あのクソ執事のいれ知恵か?ムカつくがちょっとかっこいいじゃねーか!いいぜ!!てめえのその覚悟嫌いじゃねえ……!!望み通り撃ち落してやるぜえええええええええええええ!!」


迫りくるグレイヴ機めがけスコープを覗き狙いを定め、スナイパーライフルを一気に5発撃ち放つドイル機。グレイヴは絶叫する。


「このスピードで振り切ってみせるぞ!!!!!オーバーフルブーストォォォォォォォ!!!」


更に加速するグレイヴ機。ドイル機の5発の銃弾の行方はグレイヴ機が巧みな高速回避運動で2発の銃弾を躱すも、残り2発は機体の胸と腹に着弾し残り1発は機体の腰を掠めていく。爆発を起こし機体が大いにふらつきダメージを受けるもかろうじて致命傷には至らなかった。


オルブライトがグレイヴに警告を告げる。


「グレイヴ様……!損傷率が80パーセントを越えました。ラグナ二ウムオートリペア機能を起動させていますが、この短時間では修復できません。次が勝負です!」


グレイヴは歯を食いしばりオルブライトに力強く答える。


「わかっている!!このまま突っ切るぞ!!オルブライトォォォォォォォォ!!」


ドイルがスコープを覗きこみ高速で迫りくるグレイヴ機の姿を完璧に捉えロックオンする。


「捉えたぜ!!グレイヴ!!これで終わりだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


目標は指揮系統が集中する頭部、非の打ち所のない完璧な狙撃である。グレイヴの怒号が響き渡る。


「ドイル!!!!まだ終わっていなああああああああああああああああああああああああああああああああああああい!!!!!」


右腕で頭部をガードしドイル機の渾身の銃撃を受けるグレイヴ機。ドイル機のスナイパーライフルの銃撃の余りの威力に右腕を根こそぎもっていかれ切断されてしまうが、頭部を死守する事に成功すると同時にフルスロットルに達しドイル機の腹部にハルバートランチャーを突き刺すグレイヴ機。グレイヴが勝ち誇った表情で言い放つ。


「賭けに勝ったぞ!!……俺の勝ちだドイル!!!これでチェックメイトだ!!」


ドイルは血を吐き苦悶の表情を浮かべる。絶望するラッキー。


「が……がはっ……!!」


「そんな……アニキィィィィィィィィィィィィ!!」


ドイル機をハルバートランチャーで突き刺し、ググッと持ちあげる。ドイルは額と口から血を流しながら狂気を孕んだ笑いを浮かべ呟く。


「つ……詰んでるのは……お前の方だぜ?グレイヴ?」


どう見ても死に体になっているドイル機に贔屓目に見ても勝ち目はない。だが強気な姿勢を崩さず挑発してくるドイルに業を煮やすグレイヴ。


「黙れええええ!!この後におよんで減らず口を叩くか!?いいだろう!!正真正銘これで最後だ!!俺の最大の奥義で貴様をあの世に送ってやる!!」


ドイルは笑いながら尚も挑発的な態度を崩さない。


「は……ははは……は……!!やってみせてみろよ……!?きっとおもしれえ事が起きる……!!いいか……もう一度言うぞ?詰んでるのはお前の方だ」


「ほざけええええええええええええ!!ハルバートランチャーマキシマムファイアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


ラッキーがドイルに警鐘を鳴らす。


「この一撃はやべええええええええええええええ!!アニキィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!」


グレイヴ機の最大出力のハルバートランチャーの業火の砲撃をまともに喰らい、上空高く撃ち上げられるドイル機。絶叫するドイル。それは死の断末魔に近かった。


「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


機体がバラバラになりそうな衝撃を受け、吹きとばされるドイル機。グレイヴ機は超必殺の構えをとり全身に力をためはじめる。


「オルブライト!!!今こそ見せよう!!俺の最大の奥義を!!!」


オルブライトは妙な胸騒ぎを覚えグレイヴを静止する。


「いけません!!グレイヴ様……!!貴方様がやろうとする奥義は……!!デスペラードはもとより貴方様の命さえも!!」


「ふっ……。ただではすまんだろうな……!!だが今の俺ならば死にはせん!!!今こそ俺は親父を越える!!!」


オルブライトは頭を抱える。


「(わたくしとしたことが誤算でした……。まさかドイル王子とグレイヴ様の力量がこれほどまでとは思いもよらなかった。というよりお互いが戦えば戦うほど真の力を引き出していくかのような凄まじい現象です。まさにプルートゥ様とヴィクトル様の再来といったところでしょうか。悪魔(ディアボロス)を倒すための修行の一環としてこのふたりを引き合わせませましたが、双方いささか熱が入りすぎているようですね。ここまで壮絶な殺し合いになるとは……!若いって本当に素晴らしいです!!はははは!…はてさてグレイヴ様の奥義は恐らくあの技……。よくも若くしてあの奥義を習得なされて誠に重畳と言いたいところですが、この奥義をまともに喰らったら流石のドイル王子も跡形も残らないでしょうし、グレイヴ様自身のお命も危ない。しかし、個人的には見 て み た い !!このふたりの決着を見届けたい!!いけませんねえ。わたくしはこのふたりに魅入られているのでしょうか?いざとなったらグレイヴ様のデスペラードを強制停止させればいいのでもうしばらくおふたりの戦いを見てみましょうか)」


グレイヴは全身に力が行き渡るのを感じ大いに叫ぶ。


「デスペラードデュエル!!!リミッター解除ォォォォォォォォ!!!いくぞ!!!我が最大の奥義!!デッドエンドスクリーマアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


リミッターを解除したグレイヴ機の出力が限界を越えて爆発的に上がり、ドイル機めがけて超高速で突撃していく、その円を動くような超高速の動きはもはや残像という生易しいものではなく、分身といっていいほどのはっきりした質量を持つ虚像が多数生まれていた。死角へ死角へ超高速で動き回り多数の分身とともにドイル機をめったうちにするグレイヴ機。


オルブライトが大いに驚愕する。


「驚きました……!!なんと美しい……。お父上の奥義の更にその上をいくとは……!!このオルブライト感動を禁じ得ません……!!」


死に体になっているドイルがグレイヴの最大の奥義をまともに喰らいその筆舌に尽くしがたい威力に耐えられずに絶叫する。


「がああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


ギ……ギギ……ギ……ギ……ギ……。


「あ……アニキィィィィィィィィィィィィ!!!あいつ!!つええよ!!マジでつえええよ!!」


「し……心配すんな……!!おれは……最期にゃあ絶対勝つんだからよ……!!ぐわあああああああああああああああああああ!!」


ギ………ギギギ………ギ……ギ……。


「アニキィィィィィィ!!なんでいっつもそう自信満々なんだよおおおおおおおおおおおおおお!!?今度こそマジでダメかもしれねええええええええ!!」


「だ……だってよお……さ……最後は……ひ……ヒーローが……ぐわああああああああああああああああああああ!!……か……勝つって相場が決まってんだよ……!!」


ギ……ギギギ……ギギ……ギ……ギ…。


「なんだよその理由はああああああああああああああああああああああ!!聞いて損したあああああああああああああああ!!根拠なんかまるでねえじゃねえええええかあああああああああああああ!!」


ギギギギギギギギギギギギ……。


グレイヴが突如大量の血を吐いた。次第に全身に血管が浮き出て鬼気迫る表情になっていく。最早人間の顔ではなくなっている。


「ぐはああああああ!!!まだだ!!まだだ!!まだだああああああああああああ!!まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだだあああああああああああああ!!!これからだああああああああああああ!!!」


グレイヴ機は限界と思えるそのスピードからさらに加速し、分身を増殖しドイル機に対し縦横無尽に猛烈な乱撃をお見舞いし続けている。ドイル機に一撃を喰らわせるたびにグレイヴ機から発せられる光のオーラが強くなっていく。


オルヴライトが呟く。


同調(シンクロ)パーセンテージ400を突破!!こんな数値聞いた事が……!!そろそろ止めないとおふたりの命が危ないか……!!」


グレイヴが更に出力を上げる。


「限界を越えろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!デスペラードデュエルウウウウウウウウウウウ!!!」


超高速の動きの分身たちが超高速から音速の域に達した瞬間、一連の大きな蛇のような形に連なり果ては一陣の大いなる疾風そのものと化してドイル機に襲い掛かる。凄まじい轟音とともにドイルとドイルのデスペラードの身体が粉々になっていく。


意識を失ったようにうなだれるドイル。ラッキーは泣きながら懸命にドイルを呼ぶ。


ゴリゴキゴキゴキ!!


「こ……これは……!!アニキの……!!アニキの全身の骨が砕ける音だ!!!そしてデスペラードがバラバラにされていく音だ!!!ちくしょおおおおお!!!どうにもできないのかあああああ!!アニキィィィィィィィィィ!!」


ドイルの眼から光が消える。ドイルが急に感情のない人形のような表情で突然呟き始める。


「ファクター5346799。シーケンス0カウント。リバースコードマニファクチュア。ワーズ&ワース、定型疑似呪文代入。"古から生まれし戦火に嘆き悲しむ人々に安寧と安息を" コード 上級魔施治療(フォースヒーリング+)!!!」



「アニキ!?一体何をしゃべってる!?」


大きく優しい光に包まれるドイルのデスペラード。バラバラになっていくデスペラードの損傷が完全に修復される。ドイル自身の傷も回復していきドイルに意識が戻る。


「いってええええええええええええ!!!あのクソメガネ!!!土壇場でいらん気合いいれやがってえええええええ!!!」


「アニキ!!!!!!(す……すげえ!!この一瞬でバラバラになっていくデスペラードの損傷を完全に修復しちまった!!そして驚くべきはパイロットであるアニキ自身の傷も治しちまった!!なんだってんだ!?これもコードの力だってのか!!ま……まさかデスペラードに組み込まれてるブラックボックスって……)」


致命傷と思われたドイル機の損傷が修復された現象にオルブライトとグレイヴは大いに驚く。


「これは……不可思議な……。(そうですか……。なるほど。デスペラードに隠された秘密とは……。プルートゥ様もお人が悪い……)」


「なんだとお!?これもデスペラードの力だというのか!?ふん!!まあいい!!この絶望的な状況はさして変わらん!!死に行く時間が延びただけというもの!!ドイル!!!改めてあの世に逝けえええええええええええええええええ!!」


ドイル機は依然グレイヴ機のデッドエンドスクリーマ―の猛攻をまともに喰らい続けていた。ドイルは息を巻く。


「ぐはあああああああ!!!さ……さあてラッキー!!いつまでもあのメガネ野郎のやりたい放題じゃあつまらねえ!!ここから大逆転といこうかあ!!ぐうううううう!!」


ギギギギギギギギギギギギギギギ。


「大逆転たって!!この状況でいったいどうすりゃいいんだよおおおおお!!アニキィィィィィ!!!」


ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ。


「さっきからギギギって音なんなんだよ!!!うるせえんだよおおおおおおお!!今大変な状況だから少しは黙って……って!あ!」


ドイルが得意気になって応える。


「そうだ!!ラッキー!!!この音は俺のデスペラードが全身を捻る音だ!!あのメガネ野郎の奥義とやらを受けつつ全身を捻ってパワーをためてたんだよ!!限界以上にパワーはたまったぜ!?とびっきりのパワーがなあ!!今度は俺達の番だ!!俺たちの最大の奥義を見せてやろうぜ!!ラッキー!!!」


同調(シンクロ)パーセンテージ400を突破!!!!すげえ数値だああああ!!アニキ!!!いけええええええええええええええええええええええ!!!」


グレイヴ機の分身が一つに重なりトドメの一撃をドイル機に撃ち放とうとしたその瞬間。


「ドイル!!!とどめだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


ドイルがそれに答えるように絶叫する。


「グレイヴ!!今こそ俺たちの最大の奥義を見せてやるぜええええええええええ!!! 大   回   転!!!!!!」


全身を捻りためるだけためた超絶パワーを一気に解放するドイル機。何度も旋回しザンバーを振り回していき巨大な竜巻を産みだした。ドイルは更に咆哮する。


「トルネードストレイヴウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」


その大きな竜巻が縦横無尽に暴れ回り、瞬く間にグレイヴ機本体も分身たちも巻き込んで斬り刻んでいく。


巨大な竜巻に呑まれ多大なダメージを受けつつ、機体の自由を失い上空高く打ち上げれたグレイヴ機。


「うぐおおおおおおあああああああああああああああああああああああ!!ドイルめええええええええ!!!やつもこれほどまでの奥義をもっていたというのかああああああああああああああああああああ!!!」


間髪入れずドイルはラッキーに言い放つ。


「トドメだ!!ラッキー!!デスエぺラードデュエル!!オーバーフルブースト!!!」


「おうとも!!アニキィィィィ!!いっけええええええええええええええええええええええ!!」


ドイル機はブースターに出力を全開に爆速し、空高く打ち上げられたグレイヴ機の頭上に舞い上がる。


ドイル機のザンバーにひときわ大きな光のオーラが収束する。


「グレイヴ!!!!詰んでるのはお前の方だったなああああああああああああああああああああああああ!!!」


一回転し渾身の斬撃をグレイヴ機に向かって斬り放つドイル機。凄まじい勢いで叩き落とされるグレイヴ機。悔しそうに絶叫するグレイヴ。


「くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!ドイルウウウウウウウウウウウウウ!!!」

















読んでくださってありがとうござまいした!感想と評価が欲しいです。切実に。そろそろ次回予告を一斉に更新しないといけないなあw明日か明後日あたり更新しましょうかね。追記。スパロボとモンハンで更新無理でしたね。気が付いたら更新されてるということで。

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