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昨日の夜はとても変な夢を見た
「夢ではありませんよー」
幻聴かな?
「幻聴でもありませんよー」
ああ、百歩譲ってあれが夢ではなく現実なのだとして俺が今日死ぬとして
「なんであんたが俺の部屋にいるんだよ!」
「おはようございます、新城雅人さん。お伝えし忘れたことがありまして」
いったい何を伝え忘れたのか
「いえいえ、あなたの転生するシーラルフィアですが転生、転移した者も多くあなたより未来の人間もいるため基本的に異世界知識で無双は無理です。それどころか科学技術においてはこの世界のこの時代よりも圧倒的に進んでいます。自立型直立二足歩行をする巨大ロボットが街中を闊歩する世界です。ということで異世界知識で無双しようなんて甘い考えは今のうちに捨てといてくださいねー」
「もともと無双できそうな知識をはじめから持ってないよ」
「それは良かったです」
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その時の俺はまさか本当に予言通りに、というかそれ以上のひどい死に方をした
襲ってきた暴漢はホモだし、落ちたのは何故か吊り橋からだし落ちた先の川は浅いし途中クッションになるもの多くてほとんど無傷だったのに最後に頭打って脳震盪起こしたところを暴漢に押さえつけられて掘られて顔だけ川に浸かってたから溺死って
救われない
次に目が覚めたときは転生していた
(やられたなぁ)
やられた
まさか転生したさきの性別が変わるだなんて思ってなかった
しかもあの自称神様がなんかちっちゃくなって回りを飛んでやがる
こっち見てニヤニヤしてるのがすごくうざい
俺は...いや、私は貴族であるノウズ公爵家の四人目の子ども、長女として産まれた
神様のいった通り容姿も、地位も、その上魔法や武術、銃器の使用から作成までどんなものの才能もあった
光を受けて輝く銀の長い髪
それにあわせた銀の瞳
美しい白い肌
手足も細く、少々胸は小さいがスタイルもよい
目鼻立ちも整い幼少から周りの人々を魅了した
女の子の体にも慣れ、末っ子であり唯一の女の子ゆえに兄弟にも可愛がられ甘やかされて、前世のことなど忘れぬくぬくと育った
そんな私が痛い目をみるのは当然だったのだろう
私はまた死んでしまった
ここまで読んでいただきありがとうございます
さっそく行き当たりばったりな思い付きで設定追加してしまいました夢見透でございます
ウェイクくんをウェイクちゃんにしちゃいました
ここからウェイクのリスポーンな旅が始まっていく予定ですので次回もよろしくお願いいたします
それではまた次回!




