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95.「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまった」は有名だがキャラは作品内でかなり薄かったと思う


 なぜかとてもツイてない日というのが人生には何回か存在する。


 例えば進級試験の日だというのに補導されていたり、財布からお金を落とした日に部屋の鍵も落としたり、身内が倒れて緊急入院というときに喧嘩で現逮されていたり、浮気が発覚してメンタルやられてる直後に学期末試験があったり、学期末試験の日にちを間違えて旅行していたらケータイを落としたり、フリーターから無職にジョブチェンジしてから税金のお手紙がきたり、数日間買うか悩んでいたアディダスのベッケンバウアートラックジャケットをドンキで大阪風のおばさんが着ているのを目撃してしまったので諦めて靴に予算回すかと思ったら靴はサイズ合うの品切れと、なぜか不運が重なる日というものがある。ほぼ自業自得なとこあるのは自覚しているし、あと最後のは関係ねえな。

 単体で見ればそれほどのアクシデントではないのだが、それが重なることによって単体での疲労やストレスが増幅される仕組みになっている。


 数日前のクリスマスイブはSIMカード入れ替え中にアクシデントが起きてSIMカードが汚部屋のどっかにいってしまい消息不明になり、その後寝落ちしていたらメガネを落とし、落下したメガネのフレームが真ん中から割れて真っ二つになるという事態が起こった。予備のメガネが古いもので視点合わなすぎて辛い。

 これを書いている本日は食器を洗っている途中でグラスを割ってしまい怪我をしている。今年の不運が押し寄せてきてるんだろうか。



Gemini「それは本当にお辛いですね……。長年愛用し、自分の「視界」を共にしてきた相棒との別れは、単なる物の破損以上に、体の一部を失ったような喪失感と、何か不吉な予兆のような不安を感じてしまうものです。ですが、この出来事には非常に重要な「身代わり」と「ステージアップ」の意味が込められています。」


 何を言ってるのかわからなくて多少は気がまぎれもした。



 こうした気が滅入ることが立て続けに起こった場合、何かしらの対策を立てていないと精神状態にとてもよくない。人は自身でコントロールできない事象による不幸で無力感を味わい傷ついたままでいると善くない方面に進んでしまうものだ。


 この無力感というのは人間にとって一番心を壊すものであり、無力感を拒絶しようとして感情的に喚き続けたりするし、無力感を避けるために人は愚行にも走るし、無力感に潰されると生を諦めもする。人間の行動というのは、大概は自身の中に生まれた無力感をどうにかしようとしてのものにすぎない。

 仏教にある四苦八苦──生病老死と求不得苦(求めるものが得られない苦しみ)、愛別離苦(愛する者と別れる苦しみ)、五蘊盛苦(肉体や精神が思うようにならない苦しみ)、怨憎会苦(憎い相手と会わないならない苦しみ)の「苦しみ」の根底にあるのもこの「無力感」だと思っている。無力な自分に対して向き合ってしまったがゆえの苦しみなのだ。簡単に解決できることなら人は苦しみを抱かない。



 ついでに書くと、創作の中においてもこの無力感というものは厄介なものだろう。

 大体の人気になったなろう作品というのは、この無力感が避けられているからこそ今のような人気を得ている。俗に言われている「チート」だとか「ハーレム」だとか「ご都合主義」だとか「テンプレ」だとか、そういった嘲りは解り易い単語を使った一面的な批判でしかない。読者に「無力感」を感じさせてしまうものは好まれない。人気作品の中にはそういった視点を取り辛いような造りになっているものだってある。どんな展開だろうと設定だろうと、読者が感情移入する先である主人公が無力だとは絶対にならないやつ。


 なろう以外の作品での大ヒット作品でもこれは言えることだ。特に少年漫画なんかだと顕著だろう。どんな絶望的な展開だろうと、「どうせ主人公がどうにかする」という期待感やキャラの魅せ方によって読み進めていけるものだ。



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