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80.悪夢の見すぎで歯が折れた話


 タイトルのままである。


 少し前のことだが、起きたら歯が折れていた。痛みがなかったので鏡を見るまで気が付かなかった。

 うっすら覚えているのは、悪夢で起きた直後のまどろみの中で口の中に異物を感じて、何か硬い物をテッィシュに吐き出したこと。それが歯だった。



 ここ数年、寝ているときに見る夢と言えば悪夢しか見ていない。声を上げて起きることもあれば、暴れるように飛び起きることも経験している。うなされた声が大きすぎて、2つ隣の部屋にまで届いていたことすらある。もはや眠りすら安寧ではない人生。


 なぜ歯が折れた話のはずが悪夢の話になっているのか? と思う人もいるかもしれないので説明を書くと、悪夢を見ているときに「歯を食いしばる」からである。

 ストレス過多の人やストレスを抱えがちの人やストレスを発散できない人がやる行為だ。「クレンチング症候群」で検索してもらえると早い。


 悪夢は毎回僕の嫌いなものが存在している。それを排除できないで、迫られてうなされて、そして飛び起きる。

 例外的に、今朝見たような悪夢だと、誰だったかそこにいた人たちの首がどんどん撥ねられていって、それを止められない、見させられているだけ、そんなものになる。その情景を知らない人には、文字だけだとおそらく何も伝わらない。「74.」で少し書いたが、僕はそういうものをリアルに見てしまう人間なので。


 そんな感じで何年も悪夢に苛まれて生きてきたせいか、歯が相当な負荷をうけていたようだ。きちんと検診行ってるのにそういうのわからんものなのね。


 生きる上でこういったことも起こるので「何にもしてないのに壊れた」というのは、稀によくある事例なのだと、いい歳をしながら身をもって知る。もうね、近年そんなことばっかりですわ。



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