77.弱男(よわお)だけど弱者に性別は関係あるのか?という疑問がある
この2、3年でメジャーな単語となった「弱者男性」といものがある。
単語の登場のいきさつについてくわしくはないが、最初はツイフェミ界隈の人が発したものだったが、紆余曲折を経て意味を変えて「ネットのおもちゃ」としての用語となった、と5chで教えられた。これが真実かどうかは知らない。
2015年に短編を書いた。そのときに使ったキーワードが「弱者」「キモくて金のない」「おっさん」だったあ。
今でいう「弱者男性」こと「弱男」も含まれていた。おそらく今後「じゃくだん」ではなく「よわお」とかそういう風に軽く言われるかもしれない。どうでもいい。
この「キモくて金のないおっさん」という言葉は、書いた3年後くらいに「KKO」なる単語を使おうとしてた一派があるとかメディアの記事で知った記憶があるようなないような。「KKO」が一般に使われなかったのは言葉が強すぎるから、みたいな記事。いや、まず単純にネットのほとんどの人が使ってなかったら流行らないのは当たり前だろと、思ったり思わなかったり。どうでもいい。
僕のイメージして描いた「弱者男性」とは、多少──要素的なものを内包してはいるものの─違うものではあるが、そういったものに社会が着目したのがここ1、2年のことだ。書いたのが2015年で現在2023年なのでそのタムラグは8年。僕の中で「感覚」が生まれたのはのは更に前なので、ネット社会とは10年以上の差がある。こんな時差はDJ田中でもあまりないと思う。
これは「弱者」というものに対して、それだけの期間世の中の多くの人間が意識を向けてこなかった、という見方ができる。
自分は違う、自分はそうならないと、驕り高ぶってきた結果が「今」という話だ。自分が「弱者側」になるとは思わずに生きているのだろうし、今でもそうだろう。現代人は一寸先は闇という言葉を知らないのかもしれない。
ところで。ネットでは「弱者男性」だけが流行り「弱者女性」のことはおざなりである。前述した通り、この単語がツイフェミにより発生した言葉なので「男性憎し」でしか視点を持っていない。元来あるであろう「女性としての弱者の視点」を蔑ろにしたものですらある。
このことについて、ほぼ日本中の誰もが無視して「弱者男性」という単語が世に憚っている時点で、女性に対しての軽視が窺えるものだと思うのだが誰も気にならないのだろうか。




