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76.持病は慣れているが病気は慣れていない人生だった



 前回(2022年11月頃)書いた時点から現在までに、とうとうコロナ感染を経験した。


 長いこと高熱を出していなかったこともあって、40度近い熱が2日間も続いたのはもう死ぬんじゃないかなと。

 熱が下がった後も噂に聞く後遺症とやらに苛まれる期間が10日から2週間ほど続いた。高熱は高熱で辛かったが、誰かの意志で殺されるでもなく病気で死ぬなら死ぬでしゃーないなと。僕は体質の問題もありワクチンを打つこともリスクなので、そのくらいのことは覚悟していた。遺書は数年前に書いてあったし。


 それよりも、後遺症が続いていることのほうがデメリットもストレスも半端ないものであった。

 まずコロナ後遺症で一番有名であろう味覚・嗅覚障害がある。「まず」というかこれが最悪で他が霞む。

 僕は料理がちょっとした趣味なのだが、それを封じられたようなものだった。目の前で焼肉を焼いても臭わないし、味付けしたものも味がわからないし、からしを舐めても刺激しかない。そんな状態が10~15日間ほど続いた。

 僕のような弱者独身男性が個人の趣味で困っているだけなら日常にも社会にも支障はないだろうが、この症状を家庭を持つ方や家族の料理を作る方が罹ったら大変なことだろう。


 次点で、「取れない身体の怠さ」がくる。これは加齢によるものかもしれないが、普段よりも数倍ダルい。

 これは「なった奴にしかわからない」ようなタイプのものだ。おそらく想像よりもはるかにダルい。それまで普通に動けていた身体が突然重みを帯びて、まるでダッシュ15本やらされた後のような疲労感があらわれる感じだ。やったことないけど。


 他には唾液の分泌がおかしくなったとか、頭痛が時折起きるようになったとか、不意にぼーっとするとか、そういうものがある。とはいえ、これまでの人生的に、生活には支障はない程度だ。支障はないが寝起きの口の中に違和感があると、とてもストレスがあるのだが。



 正直なことを書けば、コロナで死ねるなら死ねばよかったのにと思う。病死でなければ自死以外の死因は寿命しかなくなる。交通事故とかもあるけど。あーあ。なんで生きてるんだろう。


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