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73.『仮面ライダーBLACK SUN』の感想


× 面白い

× 面白くない

○ かっこいい


 個人的にはそんな感じ。良くも悪くも。上手い・下手・てつを、みたいな。


 ヒーローがかっこいいことは大事。それ以外はオマケみたいなもんだ。5話の変身と9話の締めと10話のOPで、全てのことは許される。それがわかんない奴はもう特撮ヒーローを見てる精神年齢ではない。

 これが僕の感想の全て。


 西島秀俊氏と中村倫也氏、ビルゲニア、クジラ、コウモリ、ルー大柴氏、キンコメ今野といった面子の誰もがとてもよかった。

 ドラマや邦画は馬鹿にされがちだが「役者は」良い人材がいる。原作だって他国にオマージュされるレベルの物がたくさん生まれている。じゃあなんで実写はあんまりになるん? とか思っちゃいけない。


 良い点はそんな感じだ。



   ◇



 悪い点は書く必要があるだろうか? 感想の内なので書いても問題ない。


 昭和特撮を見てきた者からすれば今更差別だとか黒幕が政府にいるとか、現実をトレスしたグロテスク(生々し)さとか、そういうものを描いてもそこになんの新しさは無いものだと知っている。だからこそ独自の切り口や観点、新たな価値観を持った解決や展開がなかったことは、評価するところでも酷評するとこでもないよなぁと。


 これに関してなのかはわかりかねるけれど、「大人向け」という触れ込みがあった。何が「大人向け」だったのか? というのはある。

 わざわざ「大人向け」にしたからにはそれだけの何かがあったのだろう。グロテスクバイオレンスな映像のせいだろうけど、僕にはそれすらわからなかった。言うほどそんなシーンあったか? 「喫煙」と「暴言」だけでも16歳以上推奨になるレーティングのせいでしかないよね、と。アマゾンズくらいやってたならわかるけども。政治思想的なものを絡ませた展開が「大人向け」とするならば、制作側が想定する「大人」とはいったいどれくらいの年齢層なのかとなる。高校卒業したばかりか? 大人とはあざとく描写しなければ思考を動かせないほど日頃何も気にしてない存在か? そういった疑問を産む。


 僕のもっと見たかった点を書くとすれば、もっと西島秀俊と中村倫也の戦闘シーンが欲しかったのと、怪人のスーツにもっと力入れてくれと。勿体無いよなぁ。



 こんな風に書いたけれど途中で飽きるということもなく、次の話を見るのに間を空けるようなこともなく毎日見ていた。ということは面白かったのだろう。

 いや、やっぱかっこいいシーンが見たいから見ていて、それでかっこいいとこが見られたからとくに不満を感じてないんよな。そんで、僕はそれでいいと思っているとね。



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