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49.言葉に込められる意味は言葉通りでもない
物事は一面で語ることはできない複合的なものだが、総じて一言にすることは多い。
面白い・見易い・短い・楽しい・笑える・いい暇潰し、をまとめて「高く評価」一回で済ませることができる。
この中の「面白い」も複合的な理由を以て存在しているし、「楽しい」もまた同じだ。「理由」は個々の価値観に依るものとなっている。
軽い、薄い、浅い、狭い、柔らかい、易い、少ない、低い、これらを「ライト」の一言にすることによって角が立たない(立っていないかどうか知らない)。実際に英語のlightには上記と同等の意味が存在しているので間違いでもない。一応。
だが言葉というのは万能でない。人間が持つ感情、価値観、意味はすべてを言語化できるわけではないからだ。
含めたい思想、感情などの多くが削ぎ落されて他者と共通・共有可能な部分だけが言葉として存在できている。
ライトという言葉もライト以上の意味を持って使われている。




