26.生理現象を恥じるべき事のように扱う風潮はおかしいと思うが改善されていくのだろうか
トイレに間に合わず漏らすことはそんな珍しいものではない、というのが僕の見解だ。
僕が最後に尿を漏らしたのは20歳を越えてからだ。
少々みっともない話であるが、あまり大勢の前ではなかったのがせめてもの救い。それに目撃してしまった人たちも忘れていることだろう。
ストレス性なんとかみたいな、そういう原因があったのかもしれない。「自律神経失調症かな」というのが泌尿器科での診断だった。主に問診での判断であり、実際のところがどうたったか不明である。とりあえず今も生きているので膀胱や腎臓に重大な問題が起きていたわけではないのだろう(きっと)。
起きた症状は頻尿のようなもので、いつでもトイレに行かないと済まなくなるような状態だ。
トイレに行って用をたして、5分後にはまたもよおしている感覚が起こり、行っても出るものはなく、けれど安心感が得られて、戻るとすぐに尿意に襲われ、それが延々と続く。その感覚が本物か異常かわからなくなり、我慢し続けていると漏れてしまっていた、となる。要は単純な、普段それまで行えていたコントロールができなくなるわけだ。
そんな状態では外出はおろかまともにバイトなど行けず、これをきっかけに辞めた記憶がある。
症状自体は多分、さほど長い期間出ていなかったのだろうと思う。本当に厄介だったのは、いつまたそういう状態になるかわからないという不安感に付き纏われたことだった。そのおかげでろくに外に出られなくなった──日常生活に支障がでる程度の──時期がある。
昨年「ニュースサイトしらべぇ」が「ウ○コを漏らしたことがあるか?」といったアンケート調査をしていた。
あの結果を見たとき、自分の経験もあり「もっといるだろ」と感じたものだ。伊集院光氏のラジオ(深夜の馬鹿力)で野グソポイントやウ○コ漏らしの話が印象深く記憶に残っていたせいかもしれないが。
それに加え、サラリーマンは便所に間に合わなくても仕事を優先しろというのが当たり前の感覚だったという親の時代(高度経済成長期メイン)の働き方を知っていたせいもある。(父親のウ○コ漏らし話を聞いたとき「誰もそんなこといちいち気にしない、さっさと下着買いなおしに行って仕事に集中するものだ」と鼻で笑われた覚えがある)
よくある失態ネタとして扱われるが、実際はあまり珍しいネタではなかったりすると思われる。医療関係者だともっと解っていそうだ。
ただ、大っぴらに話すことではないから特異な事態のように思われるのだろうと考えられる。
でも、まあ、「もっと気楽に漏らしていこうぜ」という話でもないのだが。




