プロローグ
ちゃっかり
20130917 改訂
やぁ。
まずは自己紹介といこうではないか。
僕の名前は****。
君の名前は?
・・・そうか****っていうんだね?
僕の知っている言語とは異なっているようだけれど、理解したよ。
どうやら君の住んでいる世界・・・いや、次元とは少々異なっているようだね。
ならば、言語が違うということは当然のことだ。
しかし、なぜ君と僕がこうやって話合っているのかということなのだけれど、まぁ、それはきっとどこかで、なにかが、動いたということだ。
不思議そうな顔をしないでおくれよ。
すべて、君が決めたことなんだから。
そこのところ、よろしく頼むよ。
さて、本題に入ろうではないか。
本題といっても終わった話ではあるのだけれど、そこは気にしないでくれ、僕が気にしていないのだから。
気にするというのであればほんの少し後ろに下がってくれればいい。
慮ってくれるというのであれば、次の僕を探してくれ。
僕は常にそこにいるから。
見つけてくれた君に僕は語るだろう。
僕がこの世界において、どのように生き、そしてどのように世界が変化し、最終的にどこに行き着いたのかを。
君に余すところなく、すべてをお届けしようじゃないか。
これは僕の、いや、
僕という名の世界が生きていた頃の話だ。
ローペース