1分でサクッと読める短編小説〜家宝〜
掲載日:2026/05/13
「バカには、このお宝は見えない」
友人の金持ちからそう言われた時、男は察した。
(ああ。これ、『裸の王様』のやつだな)
と。
この日、ある金持ちが、男に家宝を見せてくれることになっていた。
しかし、なんてことはない。
『裸の王様』と同じで、どうせ家宝なんてものはないのだろう。
男は、そう思っていたが……。
「なんと……素晴らしい!!」
金持ちが持ってきた"ソレ"を見て、男は目を疑った。
金持ちの手には、見事な装飾を施された金の皿があった。
(まさか、本当に家宝があったなんて……)
少しだけ、疑っていたことを申し訳なく思った。
次の、衝撃的な一言を聞くまでは……。
「ほら、この皿の上に、素晴らしい宝石があるだろう?」
「ないな」と思ったらあった。
……と思ったらやっぱ無かった……。
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