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浮かんだものの、どこに反映すればいいのかわからない設定:タマモシティ

作者: イサミ・コサナエ

ここに供養しておく。


タマモシティ・・・狐がたくさん住んでいる町、個体それぞれが全て強大な力を持つ妖狐であり、人に害を為す。しかし害とはいってもたかだか「ちょっと尻尾で鼻先をくすぐる」や「財布に入っている小銭の製造年数が古いものへ取り替え」や「暇そうにしている人の目の前から撫でるまで離れない」程度である。


タマモシティの狐たちは他の町の人々に恐れられている。

なんと、人を誘惑するというのだ!勾引かし、連れて行った先には恐ろしい妖術を使って作られた料理が!!「美味しいものを食わせてやる」と見せられたものはミントアイスのような色のカレー!!


味はおいしい。


わざと美味しくない色の料理を作るようだ。


狐たちは皆一様に「人は嫌い」「好きではない」と言う。


事情により独り佇むものに寄り添ったり、慰めるような行為がたびたび見られるがそこに住む町の人々も狐たちは良い子ではないと言う。


小火や事故、自然災害により町に活気がなくなったことがあった際、狐たちは復興の手伝いをすることはなかった。ただそこにいて、座ってみていた。


その姿を見て人々は瓦礫の側から離れ、撤去作業をやめてしまったのだ。


町の人々は狐たちに嫌な言葉をたくさん浴びせた。

狐たちは嫌そうにしつつも、差し出された油揚げを食べた。


食べ終わった後も狐たちはその町に居続けて、以降町の名前はずっと「タマモシティ」と呼ばれている。

よかったと思ったら、油揚げでも頂ければきっととても嫌な顔をしてくれると思います。

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